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オークネット 大手リース各社と航続距離保証付き中古EVリースサービス構築

 株式会社オークネット(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:藤崎 慎一郎)は、12月16日、東京センチュリー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬場 高一)、三菱HCキャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:久井 大樹)と、航続距離保証付き中古電気自動車(以下:中古EV)リースサービスの構築に向けた基本合意書を締結したと発表した。

 

■航続距離保証付き中古EVリースサービス検討の背景
 国内の新車販売におけるEV販売シェアは年々上昇しているものの、未だ1.6%(※1)(2023年時点)に過ぎない。リース業界においても、環境対策に積極的な企業を中心に、一定数の新車EVリースを実施しているものの、車種構成の少なさや、利用料金の高さから勢いを欠いている。また、中古EVはリチウムイオンバッテリーの劣化による航続距離の不安から敬遠されることも多いのが現状。

 

 さらに、バッテリー劣化がそれほど進んでいない、新車登録から5~7年程度の中古EVのうち約74%(※2)が海外に輸出され、貴重な国内資源の循環にも大きく影響を及ぼしている。

 

 このような中、オークネットは、まだ十分利用できる中古EVが、国内で活用されていない現状を打破すべく、東京センチュリー、三菱HCキャピタルと航続距離保証付き中古EVリースサービスを構築に向けた基本合意書を締結するに至った。

 

■航続距離保証付き中古EVリースサービス概要
 航続距離保証付き中古EVリースサービスは、利用可能な価値がまだありながらも海外に輸出されている中古EVを国内にてリユースし、利用期間の延長により、資源の国内循環を促進する。

 

なお、同サービスの詳細は、以下の通り。
➀オークネットが保証する航続距離(リース開始時のEVバッテリー劣化度合を加味した、満充電時の航続距離)を付した中古EVを、提携リース各社が関係会社を通じて提供する
②万一、リース契約期間中に保証する航続距離を走ることができなくなった場合は、リース契約を解除する、もしくは、再度航続距離を満たす車両に交換することを可能とする
③リース期間中の故障についても、オークネットと提携リース各社との規定に従った保証を受けることを可能とする

 

 また、リース後の車両(新車登録後8~10年程度経過)は、オークネットが買取り、使用済みEVバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal(エナジー・ループ・ターミナル)」を通じて、リパーパスによる資源循環を進めていく。

 


航続距離保証付き中古EVリースサービス概要

 

■使用済みEVバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal」サービスへの連携
「Energy Loop Terminal」は、EVに搭載されていた使用済みEVバッテリーを、診断結果や買い手企業のニーズに応じてリパーパス製品として流通させることを目的としたBtoB流通プラットフォーム。2024年8月にリリースし、オークネットがプラットフォームの開発・運営、顧客開拓等を、MIRAI-LABO株式会社(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:平塚 利男)が劣化診断業務、BMS(※3)付バッテリーおよびリパーパス製品の商品化および製品保証、評価業務等を担う。
URL:https://info.auc-elt.com/1st-service/lp

 

 航続距離保証付き中古EVリースサービスでの利用を終えたEVバッテリーは、「Energy Loop Terminal」を通じてリパーパス製品設計事業者、製造事業者、リサイクル事業者などにその価値をつないでいく。

 


EV車の現状とEV資源の循環


※1:「日本自動車販売協会連合会」燃料別登録台数 より
※2:オークネット調べ(2024年1月~10月オートオークション結果より)
※3:BMS:Battery Management System/二次電池の安全制御を行うシステム。

 

 

(IR universe rr)

 

 

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