GYXUS 石膏ボード水平リサイクルで「NIKKEI THE PITCH GROWTH 2024-25」受賞
株式会社GYXUS(本社:三重県四日市市、代表取締役:平田富太郎))は、3月7日、本3月1日に開催された「NIKKEI THE PITCH GROWTH2024-2025」にてソーシャルインパクト賞を受賞したと発表した。
■「NIKKEI THE PITCH GROWTH2024-2025」とは
「NIKKEI THE PITCH」は、日本経済新聞社が主催・運営する全国のスタートアップ・アトツギベンチャー・社会起業家を対象にした全国ピッチコンテスト。その中で「NIKKEI THE PITCH GROWTH」は、新規事業を立ち上げ成長に挑んでいるスタートアップ・アトツギベンチャーが自社の事業をPRするピッチコンテストになる。
決勝大会開催概要
開催日:2024年3月1日
開催方法:リアル開催・LIVE配信
開催場所:日経ホール(東京)
■ソーシャルインパクト賞
全国から400を超える企業が応募し、書面審査を通過して各ブロック予選に出場した106社の中から22社(スタートアップ18社/アトツギベンチャー4社)がファイナリストとして登壇し、自社のビジネスモデルなどについてプレゼンテーションを行った。
同社代表取締役平田富太郎は「水平リサイクル技術で石膏ボードを地球に埋めない社会を創る」をテーマにプレゼンテーションし、スタートアップでありながら製造業として地産地消の資源循環に取組んでいる姿勢を高く評価された。
ソーシャルインパクト賞(社会に影響を与える事業)を受賞した事は、「地球に埋めない世界を創る」をスローガンに掲げている当社にとって大変光栄な事だと、同社代表は語る。
■代表 平田富太郎 コメント
私たちは家でも職場でも石膏ボードに囲まれて生活していますが、多くの方は石膏ボードという商品すらご存知ありません。まして石膏ボードの資源循環が国家戦略だ、と言われてピンと来る人はほとんどいません。
しかし今後も建築に必要な資材であり、環境的にも管理型埋立処分場に与える影響が非常に大きいと言われています。私は当日のプレゼンで、このまま石膏ボードの埋立て処分を継続した場合、30年後には管理型埋立処分場が埋め尽くされると紹介しました。
私たちの世代で解決する社会課題である、という事を強く自覚して今後も多くの皆様の協力を得ながら事業を推進して参ります。今回は大変光栄な賞をいただき、誠にありがとうございました。
■プレゼンで使用した画像(一部)
2024年8月に発表された第五次循環型社会形成推進基本計画~資源循環を国家戦略に~において、土石・建設材料と建築物のカテゴリーではプラスチックより前に石膏ボードの記載があります。
石膏ボード廃棄物の発生量予測(※同社推計値含む)
2037年から毎年350万トンの石膏ボード廃棄物が発生すると言われています。石膏ボード廃棄物は非常にかさばるため、石膏ボードだけで現在の管理型埋立処分場を約30年で埋め尽くしてしまうインパクトがあります。
同社に関しては以下参照。
■株式会社GYXUSとは
石膏ボード廃棄物を100%主原料にして再び石膏ボード製品を生産する水平リサイクル技術を中核事業とし、他にも様々な技術で石膏ボードリサイクルを推進し、石膏ボードを地球に埋めない世界を創る事を事業領域にしている。
(IR universe rr)
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