伊藤商店 京都舞鶴港から世界へ鉄スクラップ3,000トンをバルク船で輸出
金属スクラップのリサイクル事業を手掛ける、株式会社伊藤商店(本社:京都市南区、代表取締役:伊藤 博永、以下「伊藤商店」)は、7月22日、8月25日付で、京都舞鶴港より鉄スクラップ約3,000トンの輸出を開始すると発表した。
バルク船を利用した鉄3,000トンの一括出荷体制を確立
伊藤商店ではこれまで、ステンレスやアルミ、銅などの非鉄金属スクラップを主にコンテナ船で輸出してきたが、大量の鉄スクラップをバルク船で輸出するのは同社として初めての試みとなる。 大量の鉄を保管できる自社工場と合わせて「ばら積み船」とも呼ばれるバルク船を利用することで、一度に数千トン規模のスクラップを輸送・出荷できるように。コンテナ船を使った従来の輸送方式と比較して、物流効率の向上と輸送コストの削減が期待できる。 伊藤商店では今回の事例を先駆けとして、国内外からの需要に対してより柔軟に応えていくとしている。
京都府北部に位置する京都舞鶴港は、日本海側に開かれた国際貿易港としてのポテンシャルを有している。伊藤商店ではこの港を本格活用し、大型船でのスクラップ輸出を行うこととした。京都舞鶴港における同様の事例はほとんどみられず、新たな挑戦になると言っても過言ではない。 長年にわたり京都で金属リサイクル事業を展開してきた同社にとって、京都・舞鶴の港湾インフラを積極的に活用することは、地域経済への貢献と共生の一環でもある。今後も京都の企業として、港湾整備が進む京都舞鶴港の活性化や、北近畿地域における物流拠点機能の強化に寄与していく。
株式会社伊藤商店
専務取締役 伊藤 真悟氏 コメント
バルク船を使った、京都舞鶴港からの鉄スクラップ3,000トンの輸出は、当社としても初となる挑戦的な取り組みです。従来のコンテナ輸送と比較して、一度に大量輸出を可能にすることで物流効率を飛躍的に高めるとともに、地域経済の活性化にも寄与できると期待しています。 これは、舞鶴が有する地域インフラを最大限に活用し、新たな価値を生み出す契機でもあると考えています。今後も舞鶴港との強固なパートナーシップを築きながら、地域社会とともに成長を目指してまいります。
(IR universe rr)
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