鉛バッテリースクラップ市場近況2025#7 夏場の発生薄で反発3円高――三重県の中華系製錬、試験運転
2025/08/06 17:01
夏場の発生薄サイクルに入った鉛バッテリースクラップ市況は反発局面を迎えている。指標となるLME相場(現物)は1トン1,900ドル割れ寸前まで下げてきているが、依然高値圏で推移しており、発生薄に加え、国内製錬などの原料調達競争が激化している。6日現在、7月上旬比3円高の1キロ106円(仲値)の水準にあり、再び高値ベースで110円水準も視野に入ってきたという。5月に一時調整色が出たが、100円の大台を維持して相場の腰の強さを改めて示した格好だ。
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