欧州自動車メーカーのステランティスは10月26日。自社ホームページ上で、中国の新興電気自動車(EV)メーカーである浙江零跑科技(リープモーター)に出資すると発表した。10月24日には再生バッテリーでフランスのオラノとの協業を決めたばかり。EVシフトを加速している。
ステランティスは15億ユーロ投じてリープモーターの発行済み株式のうち20%を取得し、リープモーターに取締役2人を派遣する。また、ステランティス側が51%の権益を持つ合弁会社を設立し、リープモーター車の海外での販売の独占権を保有する。
一方、ステランティスは10月24日、フランスの核燃料リサイクル企業であるオラノとの間で、使用済みの電気自動車(EV)バッテリーと生産廃棄物のリサイクルを手掛ける合弁会社設立について覚え額を交わしたと発表した。
合弁会社では、オラノの湿式製錬金属回収技術を通じ、コバルト、ニッケル、リチウムなどのEVバッテリーの再生チェーンに不可欠な材料の供給を強化する計画だ。
(IR Universe Kure)