2月6日午後6時ごろ、JR池袋駅に停車していた山手線内から煙が上がり、乗客が避難する騒ぎがあった。乗客が所持していたリチウムイオンバッテリーが火元とみられる。リチウムイオンバッテリーからは倉庫火災やごみ取集者火災なども相次ぎ、安全性への懸念も多い。
山手線は内回りが一時全線運転を見合わせたもののほどなく回復。この件によるけが人も出なかった。
リチウムイオン電池を巡っては、2023年の東京都内でのリチウムイオン電池由来の火災が160件超と過去最多になるなど増加傾向にある。同年11月には北海道石狩市でリサイクル工場の倉庫火災が発生し、7月にはオランダで電気自動車(EV)バッテリーが火元とみられる船舶火災も発生している。
モバイル用のリチウムイオンバッテリーが火元になるケースとしては、メーカー指定以外の純正品ではない充電器やアダプターの使用が原因となるケースがあるという。
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(IR Universe Kure)