
賃貸借の対象地
JFEホールディングスとJFEスチール、日本水素エネルギーは25日、日本水素エネルギー(東京都港区、原田 英一代表)の実施する「液化水素サプライチェーンの商用化実証」を目的に、JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)扇島の土地(約21ha)を賃貸借することで合意したと発表した。
対象地を所有するJFEスチールと日本水素エネルギーとの間で、土地賃貸借の予約契約を締結しており、JFEスチールは対象地の既存建物の撤去などを速やかに実施する予定。その後、日本水素エネルギーが本実証の設備建設を開始する。同社は2028年度の設備建設完了、29年度の液化水素運搬船入港、30年度の実証完了を見込んでおり、同年度中の日本国内への水素供給開始に向け取り組みを進めていく方針だ。
JFEは川崎市と連携して、実証開始に向けて道路・交通アクセスや液化水素運搬船の受け入れ環境の整備を推進していく考え。
(IRuniverse K.Kuribara)