
今年で第5回目を迎えた日印オートパーツマッチメーキングエキスポ。
ACMA(インド自動車部品工業会)傘下の企業20社と日本の自動車部品企業とのマッチングが平河町のJA共済ビルで8日と9日の2日間開催されている。ACMAは900社の自動車部品企業が参画し、印度の製造業のGDPの49%を占め、3000万人以上の雇用を支えている。
一昨年の売り上げは697億ドルから9.8%増加し741億ドルに達している。今回のマッチングEXPOはACMAが主催し、在日インド大使館とJIIPA(日印国際産業振興会)が共催し、JETROと日本自動車部品工業会も後援し開催されている。
印度のEV化の大きな特徴は、2輪車、3輪車が大きな役割を果たしており、次が4輪車とバスなど大型車で、最新データでは167万台のEV車が販売された。
特に大きな役割を果たしているのは50%を占める2輪車市場の規模拡大が顕著である。
この傾向は既に同様に先行している東南アジア諸国と同様の傾向をしめており、印度の自動車部品産業は既に東南アジア諸国への部品輸出も活発になっている。今回のEXPOへ参加している企業は次の20社である。
印度自動車部品産業の輸出と輸入相手エリア
印度の自動車部品産業は広く世界中の市場へ輸出されている一方で、輸入部品の多くはアジア圏との取引が活発になっている点が特徴である。また欧州との取引も相互に大きな規模を占めている事から欧州とインドの相互の貿易は印度自動車部品産業とは歴史的な関係が構築されていると思える。
印度の自動車部品産業は今大きな成長期を迎えている。900社の参加会社のうち300社は今後200%から300%の成長を遂げると、ACMAのDirector General Vinnnie Mehta氏は熱く語った。
(左からJIIPAのプラシャン氏、ACMAのVinnie Mehta氏、IRUNIVERSE棚町)
またJIIPA代表のゴドガテ・プラシャント氏は
「我々はあらゆる産業を対象にしているが、自動車部品、とりわけバッテリーやモータなどについては日本の企業にもっと学びたいと考えている。ぜひIRUNIVERSEともコラボレーションし、日本あるいはインドでビジネスマッチングイベントを行っていきたい」と語ってくれた。氏は9月12日にIRUNIVERSEが開催するバッテリーサミットにも参加し、プレゼンテーションを行う。
→9月12日(木) 第10回BatterySummit in TOKYO
(9月12日、出ますよ!とゴドガテ・プラシャント氏)
印度への進出を検討している諸兄は、是非JIIPAとIRUNIVERSEとのコラボレーション企画セミナーにもご参加いただきたい。
(IRUNIVERSE Katagiri&Tanamachi)