オーストラリアの資源大手BHPが運営する南米チリのエスコンディーダ銅鉱山で8月13日から起きていた労働者ストライキが、8月16日朝に中断した。MSNニュースなどの外電が8月17日、労働組合側の声明を伝えた。一時金の支給などの条件を組合側が受け入れたためで、今後は給与や労働日などの待遇交渉を再開する。
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ストライキ中断はBHP側が労働組合側に対し新たな提案をしたため。労働組合側は8月16日、退職金、健康保険、鉱山労働者とその子供たちの教育機会の改善についてBHP側と合意に達したと述べた。労働者1人あたり3万2000ドル(約470万円)の一時金支給でも合意した。同鉱山の労働者数は約2400人。
BHPはこの鉱山で2017年にもストライキを経験している。当時のストライキは44日間に及び、BGPは7億4000万ドル程度の損失を被った。
(IR Universe Kure)