アルミ二次合金メーカーのアサヒセイレン(本社大阪府八尾市)グループはこのほど、新工場の建設予定地を愛知県内に取得した。愛知県企業庁が同県内の額田郡幸田町で造成を進める工業用地2区画で、取得金額は27億4,000万円。グループのアサヒセイレン中部の既存工場を移転・集約する用地として手当した。需要拡大が見込まれるアルミ二次合金の安定供給へ、生産体制の整備を進める。
取得した用地は愛知県企業庁が造成工事を進めている幸田須美地区の工業用地の2区画およそ6.7ヘクタール。10日付で愛知県企業庁とアサヒセイレン中部が土地売買契約を締結した。県からの引き渡し時期は造成工事が完了する26年11月頃になる見通し。
計画では、手狭になっているアサヒセイレン中部の既存工場を当該用地に移転・集約する方向で検討を進めており、今後新工場の年産能力など詳細を詰めていく考えだ。
(IRuniverse G・Mochizuki)