2025/01/27 17:54
文字サイズ
年明けの銅スクラップ市況は昨年末からの流れを引き継ぐ形で続伸している。国内の需要は盛り上がりを欠いたままだが、中国勢の買いが戻り始め、長引く発生薄現象とも重なって相場水準を押し上げている。指標となるLME相場(現物)が年明け下げた後、上値を追い始め中旬に1トン9,000ドルの大台を回復したことも支援材料で、為替が円高に傾く中でも上げ基調に大きな変化はみられない。27日現在、1号ピカ線で1キロ1,410円と年初比50円高の水準にある。LME相場を左右する28‐29日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)の政策協議は4会合ぶりの金利据え置きとの見方が有力になっているが、仮にそれで同相場に天井感が出ても、足元の市場環境からみて国内のスクラップ市況が目先大きく崩れる気配はない。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
大同特殊鋼、知多第2工場のチタン用溶解炉稼働 26年7月に2基目――医療向けチタン合金の需要増を見据え
2025/10/27
FREE
25年10-12月期の対日アルミプレミアム 前期比20%安の86ドルで決着――依然、冴えない国内需要
2025/10/27
出光 LiBソリューションを展開するMaxwell and Sparkに出資
2025/10/27
FREE
2025年8月 ニッケルくず輸出統計分析 カンボジア向けに大口スポット消滅 単価は小幅変動
2025/10/27
大栄環境子会社 宮古島エコサービス 伊良部リサイクルセンター稼働開始
2025/10/27
FREE
タングステン市場近況2025#11 上昇、APT700ドル迫る 中国鉱石価格が再び値上がり
2025/10/27
米、東南アジア4か国と貿易協定 レアアース輸入確保、高市氏もマレーシアと会談
2025/10/27
2025年8月 コバルトくず輸出統計分析 低水準で推移 累計数量は前年の2割以下の低迷続く
2025/10/27
厦門ステンレス会議 マンガン鉱石とマンガン合金鉄について
2025/10/27
生成AI向けの旺盛な需要拡大受け民生向け伸び悩むも増収増益予想
2025/10/27