2025/03/28 18:52
2月下旬から3月中旬にかけて高値相場に中だるみ気配も漂っていた銅スクラップ市況が再び値上がり基調を鮮明にしてきた。米の関税発動観測でNY(ニューヨーク)先物相場が急騰、これにあおられる形で、スクラップの指標となるLME相場が大きく水準を切り上げたことがきっかけだが、その背景に国内要因も見逃せない。伸銅品メーカーなど買い手は高値掴みの在庫の積み上がりを回避したいとの思惑からスポット買いに徹してきたが、海外相場の急騰で買い場を失い、当面の荷繰りへスポット玉の買いに本腰を入れざるを得ない状況に追い込まれているからだ。これが市場の品薄感に拍車を掛けており、28日現在、1号ピカ線で1キロ1,455円と3月中旬の直近の底値比で95円上げているが、なお天井感はない。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
AX時代到来―CEATEC 2025が10月14日開幕
2025/09/11
FREE
出光興産 国内一般道初、CO2固定化合成炭酸カルシウム材を配合したアスファルト舗装施工を実施
2025/09/11
FREE
アルミUBC自治体入札2025#19 千葉市10‐12月渡しは304円台の落札
2025/09/11
25年銅スクラップ市況#5 「発生薄」続く中で、込銅は荷余り傾向に――全体的に薄商い続く、10月‐12月期長契は横ばい観測
2025/09/11
ICBR 2025バレンシア 「航空宇宙から技術から生まれたリチウム電池火災対策の革新技術」
2025/09/11
FREE
2025年7月 鉛くず輸出統計分析 3カ月ぶり増加 インド向け好調もマレーシア向け極端な低迷続く
2025/09/11
豪リビウム社のバッテリーリサイクル拡大計画 希土類元素抽出用マイクロ波技術の独占権へ前進
2025/09/11
鉄鋼輸出入実績 2025暦年上半期 ①輸出 特殊鋼・ステンレス鋼
2025/09/11
FREE
マイまくら物産と三井化学 国内初生産のBioマスバランス原料使用のBioウレタンマットレス開発に成功
2025/09/11
FREE
ヴェダンタがEV用金属の生産に1250億ルピー投資
2025/09/11