2025/06/04 16:07
文字サイズ
ところで銅はどうなるの――。米が4日、鉄鋼・アルミの追加関税率を50%に引き上げ、いま関連業界はそちらの話題でもちきりだが、こちらも忘れてもらっては困るといわんばかりにLME銅相場が強烈な自己アピール相場を続けている。消えては現れる点滅パターンからほぼ点灯状態に変わって1カ月余り。需給ひっ迫時に出現するとされる、現物が先物より高くなる相場の逆転、バックワーデーション現象をくっきりと浮かび上がらせている。3日現在でその値差は53ドル。米が進める通商拡大法232条調査の結果次第では、スクラップも含め対象になる関税リスクをはらんでおり、それを織り込んでのことなのか。相場グラフとにらめっこしながら、ため息交じりで深く考え込む、その姿はわれらが堂林記者である。複雑系思考のこの人らしく、「でも金属全般の高値で生産活動が停滞し反動安のシナリオだってあるよ」。師匠の声が聞きたくなってきた様子である。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
錦湖三井化学 MDI生産設備の増強を決定
2025/12/15
FREE
東鐵、26年1月分積売出し発表 中国の鋼材輸出に歯止めかかるか?
2025/12/15
【年末企画・亜鉛】25年相場は、供給不安が付きまとい高値圏で推移――約4か月続くバックワーデーションいつまで?
2025/12/15
海外の鉄スクラップ価格(12/12)
2025/12/15
TRE、テラレムグループとサーキュラーエコノミーに向けた事業スキーム構築で基本合意
2025/12/15
FREE
日中コンテナ荷動き(2025年9月)― 輸出入とも2か月ぶり増加
2025/12/15
レアメタル千夜一夜 特別投稿 静かなる地殻変動――2026年相場急騰の予兆
2025/12/15
輸入・国産ナフサ市況(No19) 国産ナフサ価格が10月以降、やや強含みの展開へ
2025/12/15
速報:EU使用済み自動車規則案、暫定合意へ
2025/12/15
日本製鉄発のスタートアップが中小製造業のサステナビリティ情報開示を支援―KAMAMESHI、環境エネルギー事業協会と連携
2025/12/15
FREE