環境省は7月28日、令和6年度補正予算循環型社会形成推進事業費補助金(自動車における再生材供給拡大に向けた産官学連携推進事業)の執行団体である公益財団法人廃棄物・3R研究財団において、当該補助金の二次公募を開始すると発表した。
公募期間は、令和7年7月28日(月)から同年9月30日(火)17時まで。
■ 事業の概要
2023年7月に提案された欧州のELV(廃自動車)規則案などの国際的変化に対応しながら、質の高い再生材の供給を拡大していくことは、循環経済への移行を国家戦略として掲げている我が国にとって重要であり、自動車における再生プラスチックの供給拡大と再生材市場構築に向け、産官学で連携し、サプライチェーンを通じた課題に対応するため、再生材の品質評価のための物性・懸念化学物質等の分析装置導入および資源回収インセンティブ制度に参画する解体業者等によるプラスチック回収量拡大・輸送効率向上のための破砕設備導入に要する費用の一部を補助する。
■ 公募する補助対象事業
(1)再生材の品質保証のための物性・懸念化学物質等の分析装置導入事業
(2)プラスチック回収量拡大・輸送効率向上のための破砕設備導入事業
■ 補助の対象となる事業者
本補助事業の対象者は、民間企業、個人または個人事業主、その他環境大臣の承認を得て財団が適当と認める者であり、かつ、下記の要件に該当する事業者。
(1)再生材の品質保証のための物性・懸念化学物質等の分析装置導入事業
自動車向けに再生プラスチック材の供給を行う事業者等で、既に自動車メーカーへの供給実績のある事業者、又は、新たに当該事業に参入しようとする事業者。
① 廃プラスチックから異物を除去しペレット(またはフレーク)を製造するリサイクラー。
② ペレットに添加剤等を混合し、メーカー向けに原材料を製造するコンパウンダー。
なお、導入する分析装置は自動車用途を前提としつつ、他用途との併用を妨げるものではない。
(2)プラスチック回収量拡大・輸送効率向上のための破砕設備導入事業
再生プラスチック原料となるバンパーや内装材等を回収し、破砕を行う解体業者等であり、下記の条件を満たす事業者。
① 使用済自動車に係る資源回収インセンティブ制度に参加予定の事業者。
② かつ、資源回収のコンソーシアムに加盟している事業者、若しくは加盟する予定の事業者。
■ 公募実施期間
令和7年7月28日(月)から 同年9月30日(火)17時必着
応募は順次受け付けるものとし、受付順から随時、審査~採択を行う。
(上記実施期間にも関わらず、今回の公募で予算額に達した場合、公募の受付を締め切る)
■ 公募説明会
以下のとおり、公募説明会を行う。
「再生材の品質保証のための物性・懸念化学物質等の分析装置導入事業」、「プラスチック回収量拡大・輸送効率向上のための破砕設備導入事業」同時に開催する。
また、説明会終了後、あらかじめ録音した説明内容の動画配信も行う予定。
●日時:令和7年7月30日(水) 10時00分~12時00分
●方法:web開催
●定員:制限なし
●説明会申込方法:下記のフォームより申し込み。
URL:https://www.jwrf.or.jp/form/setsumeikai_2.html
■ 公募の詳細
公益財団法人廃棄物・3R研究財団のホームページを参照。
URL: https://www.jwrf.or.jp/individual/prj_001922.html
(IR universe rr)