2025/8/29 野村総研は、アップル社のインドシフトについて コメントした。
① iPhoneの生産拠点としてインドが占める割合は、2024年には約14%まで高まっている。
② インド政府も海外投資を呼び込むために、インドでの海外企業の生産活動の妨げとなってきたインフラの近代化を進め、規制緩和を進めてきた。
③ アップル社は、生産拠点の分散化、サプライチェーンの再編を模索するグローバル企業は、対象国と米国との外交関係悪化という地政学リスクに対して、今まで以上に注意を払いつつ「チャイナ・プラス・ワン」を選択することを迫られている。
インドに於ける リチウムイオン電池増産:スマホ&電動バイク&ESS
(A)三井物産は、昨年インドに於けるリチウムイオン電池ビジネスをフォーカスしている。
現在インドではLIBのセルを製造している企業はなく、中国や韓国からセルを輸入し、国内でパッケージ 化、バッテリーマネジメントシステム(BMS)等の付加価値を付け販売している。セルを海外から輸入して インド国内で販売する企業としては、Nexcharge社やOkaya Power社等12がある。 さらに、海外からの技術ノウハウを取り入れ、インド国内で電池のセルから最終製品まで製造する取り 組みが始まっている。その主なプレイヤーの動きは次のとおり。
(B)ハイケムも、インド市場を開拓中。
日中で培ったネットワークを武器に
急成長するインドの電池材料市場に挑む!
2024年12月24日
ATL:バッテリーの「アルミパウチセル製造」メーカー →「セル」とは、電池としての機能を単独で持つ最小の構成単位(単電池)の事です。
アルミパウチセル

宝泉株式会社 ホームページ より
インドのリチウムイオン電池メーカーは、下記中国製主原料の「脱中国」行わなければいけない。背景は、インド政府だ。非公式情報によると 中国からの原料輸入を認めない方針の模様。
更に、インド政府は中国人技術者(リチウムイオン電池関連)の入国を半ば拒否していると言う。
インド政府は、リチウムイオン電池の主原料の国産化と調達に、中国以外を求めている。
(a) 正極材:コバルト酸リチウム
(b) 負極材:グラファイト
(c) アルミ箔:集電体
(d) 銅箔:集電体
(e) セパレーター:
三井物産・ハイケム等は、インド市場にキャッチアップ!
AMPACE :CATL70%出資&ATL30%出資 電動バイク用リチウムイオン電池製造
(IRUNIVERSE EM)