本日(9月17日)、IRuniverseはインド大使館(東京都千代田区)で開かれた、日印間の経済連携をテーマとしたセミナーに参加した。「インドと日本の次世代パートナーシップ:インドにおける物流・流通・製造と投資の機会」と題した同セミナーには、インド商工省産業・国内取引促進局(DPIIT)の次官、アマルディープ・シン・バティア氏率いる代表団が参加した。
会場では、両国企業による物流・エネルギー・製造分野での協力可能性が議論され、特に月面探査計画「LUPEX」に象徴される先端技術協力や、再生可能エネルギーや環境関連事業への投資促進が注目された。また、中小企業(SMEs)の交流強化やスタートアップ分野での連携も重要テーマとして取り上げられた。
バティア氏は、両国の長期的ゴールとして、持続可能なサプライチェーンの確立、人材育成、スタートアップ支援を通じた経済エコシステムの構築の重要性を強調。特にインド側は日本の精緻な技術と信頼性の高い基準が、インドの成長市場にとって不可欠な要素となると強調し、日本企業に対して積極的な投資と連携が呼びかけられた。
インド独立100周年を迎える2047年に向けて掲げる「The Vision 2047」においても、日本とのパートナーシップ強化は大きな柱となる見通しだ。
(IRuniverse R.S.)