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工作機械9月受注速報:25年9月受注は9.9%増1378億円、3ヶ月連続同月比増加

2025/10/10 12:49
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工作機械9月受注速報:25年9月受注は9.9%増1378億円、3ヶ月連続同月比増加

工作機械工業会受注速報 25年9月受注は9.9%増1378億円、3ヶ月連続同月比増加

 

9月受注9.9%増1378億円、3ヶ月連続同月比増加、上期末でもあり25度月次最高額

10/9の15時に日本工作機械工業会の2025年9月受注速報が開示された。9月受注は1377.80億円(同月比9.9%増、前月比14.7%増)と3カ月連続同月比増加、上期末ということもあり、25年度では6月の1332億円を抜き、月次では最高額となった。

内訳は外需が949.94億円(同月比13.3%増、前月比7.6%増)と12カ月連続同月比増加となったが、6ヶ月連続で1000億円割れとなり25年度スタートから月時1000億円の壁を超えられなかった。円安にも関わらず、トランプ関税で自動車関税の影響、EVの設備増強先送りなどが影響している模様。

内需は427.86億円(同月比3.0%増、前月比34.1%増)と25年度に入り初めて同月比増加に転じた。上期末でもあり前月比では大幅増加、400億円超えは25年3月493億円以来。ただし水準としては依然として低く、トランプ関税の影響、特に自動車産業の不透明感から、設備投資の様子見が続いている。

 

鍛圧機械9月受注は同月比1.1%減277.87億円と3ヶ月連続同月比減でプレス系不振続く

金属加工機械である鍛圧機械の9月受注(10/8発表)は277.87億円(同月比0.1%減、前月比56.0%増)と、3ヶ月連続で同月比減となった。前月比では上期末ということもあり大幅増となっており、25年度に入り6月の232億円を抜き、月次最高額となった。

国内が207.67億円(同月比16.8%増、前月比84.8%増)と3ヶ月ぶりに同月比増加、2上期末ということで前月比大幅増となり25年3月の240億円以来の200億円乗せに。湯輸送71.2%増、一方で鉄鋼28.6%減などまだら模様。輸出は70.20億円(同月比31.9%減、前月比6.8%増)と同月比7ヶ月連続減、4ヶ月連続2ケタ減と厳しい数字が続いている。中国40.0%増、欧州2.4倍も、東南アジア83.5%減、インド向け47.7%減などが響く。こちらも跛行色が強く、円安の中でもEV投資不振などの影響が大きいと見られる。

機種別でプレス系が135.04億円(同月比8.8%減)で9ヶ月連続同月比減。小型・大型・超大型・自動化機械など軒並み同月比減で不振。板金系は142.8億円(7.6%増)と2ヶ月連続同月比増加し、パンチング20.1%増、ブレーキシャー14.4%などが増加した。

全体としてプレス系はトランプ関税、EV不振による自動車向けの影響が大きく、不安定な受注が続く。

工作機器8月生産は同月比6%増と4カ月連続増、ボールネジ、直動軸受12カ月連続増

工作機械に関連する工作機器は、日本工作機器工業会10/1発表の25年8月生産額が113.64億円(同月比6%増)と、4ヶ月連続で同月比増となった。この中で主力ボールネジは24.19億円(15%増)、直動軸受も35.42億円(8%増)といずれも12カ月連続同月比増となっている。両製品とも工作機械はボトムで推移の中、半導体製造装置向けの受注回復の寄与、医療機器向けの拡大などを受け、工作機器全体よりも高い伸びを続けてきた。しかし直動軸受は7月2%増、8月も8%増と2ヶ月連続1ケタの伸びにとどまり、一部大手の減額影響も出ている模様。ボールねじは3ヶ月連続2ケタ増と堅調。全体としてはトランプ政策で米中対立などが影響、回復継続に不安がある。

(図表については日本工作機械工業会、日本鍛圧機器工業会、日本工作機器工業会から作成、もしくは添付)

 

 

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