豪州の西オーストラリア(WA)州Queにて、豪州最大の粘土型重希土類プロジェクトであるノース・スタンモア(North Stanmore)重希土類プロジェクトの開発を行う豪Victory Metals社は、10月28日、米国出身のエマ・ドイル(Emma Doyle)氏を自社の米国戦略関与担当上級顧問(Senior Advisor for U.S. Strategic Engagement)に任命したことを発表した。
ドイル氏は第一次トランプ内閣時、2018年から2020年まで米国大統領首席補佐官室副首席補佐官(Principal Deputy Chief of Staff)を務め、ホワイトハウスにてトランプ大統領および上級指導部チームに助言を行っていた人物。加えて、ホワイトハウス行政管理予算局およびメラニア・トランプ大統領夫人の事務所でも上級職の経歴があるという。
同社によれば、ドイル氏の任命は、米トランプ大統領と豪アルバニージー首相が今月署名した、米豪間でのレアアースをはじめとする重要鉱物に関する画期的な合意を受けてのものであるそうで、二国間のパートナーシップ強化という新たな流れ、枠組みに沿うものであると考えられている。
同社は彼女に大きな期待を寄せているようで、ドイル氏のホワイトハウスでの経験や知識、そして彼女のワシントン全域に及ぶ比類なきネットワークは、“レアアース部門にとって重要な時期に、米国政策および政府情勢に関する直接的な知見を当社に提供してくれるものである”と述べている。
同社のCEO兼取締役のBrendan Clark氏は、今年初めにワシントンでドイル氏と面会した際に彼女のエネルギー、情熱、知識に感銘を受けたといい、今回決まった彼女の参画は、“Victory Metals社が、重要鉱物の競争に単に参加するだけではなく主導していることを示すもの”であり、彼女の存在は、“米国政権の重要鉱物・防衛サプライチェーン政策において、当社のプロジェクトが最優先課題となることを保証する優位性をもたらす”であろうと語っている。
なお、ドイル氏は米ワシントン拠点のコンサルティング会社Marble Arch LLCを通じて、外部アドバイザーとしてVictory社を支援していくという。
豪Victory Metals社のレアアースプロジェクト ベースライン調査は非常に良好な結果(2025/10/11)
(IRUNIVERSE A.C.)