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古河機械金属:26/3期2Q決算発表。業績見通しを上方修正

2025/11/07 20:28
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古河機械金属:26/3期2Q決算発表。業績見通しを上方修正

 11月7日15時半、古河機械金属は26/3期2Q決算を発表し、業績見通しを上方修正した。同時に26年度から35年度を対象とする長期ビジョン「Vision F 2035」を発表した。今後、予定の説明会後に改めて報告する予定。

 

<26/3期2Q実績>

〇実績

 売上高は、976億円(対前年同期41億増)、営業利益は、42.0億円(同7.1億増)となった。産業機械部門は増収増益、ロックドリル部門およびユニック部門は減収減益となり、機械事業全体では、減収減益となった。素材事業は、金属部門、電子部門、化成品部門ともに増収増益となった。また、不動産事業は増収増益となった。営業外収益に持分法による投資利益23.2億円ほかを計上した結果、経常利益は、62.9億円(同28.6億円増)となった。特別利益に、政策保有株式の一部売却を主とする投資有価証券売却益8.6億円ほかを計上し、税金費用21.2億円を計上した結果、当期利益は、4.09円(同38.2億円減)となった。

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<主要セグメント>

〇機械事業

●産業機械

 売上高は、95億円(同7.5億増)、営業利益は、5.1億円(同5.0億円増)となった。売上高については、マテリアル機械は、破砕設備の売上げの増加などにより、また、流体機械事業は、ポンプ製品の補用部品の出荷増により、それぞれ増収となった。営業利益は、これらの増収要因に加え、前年同期に発生したマテリアル機械におけるプラント工事の遅延等に伴う追加原価の減少などにより、増益となった。

●ロックドリル

 売上高は、174億円(同10億円減)、営業利益は、13.4億円(同1.9億円減)となった。国内については、油圧クローラドリルの出荷減、整備事業の売上げの減少などにより、減収となった。海外については、アフリカおよび東南アジア向けの油圧クローラドリルの出荷は増加したが、北米向けの油圧クローラドリルの大幅な出荷減により、減収となった。

●ユニック

 売上高は、144億円(同0.7億円減)、営業利益は、2.7億円(同3.6億円減)となった。国内については、ユニックキャリアの出荷は増加したが、ユニッククレーンの出荷が減少したことにより、減収となった。海外については、欧州向けのミニ・クローラクレーンの出荷は増加したが、東南アジア向けのユニッククレーンの出荷が減少したことにより、減収となった。

〇素材事業合計

●金属

 売上高は、446億円(同40億円増)、営業利益は、12.1億円(同6.3億増)となった。電気銅の海外相場は、9,652ドル/トンで始まり、米中貿易摩擦による需要減退の懸念により、一時下落したが、その後はドル安を主因として上昇基調となり、地政学的リスクや米国の通商政策の影響などによる上げ下げはあったが、8~9月のチリおよびインドネシアの銅鉱山での事故による供給懸念から上昇し、期末には10,300ドル/トンとなった。電気銅は、生産量が22,419トン(同881トン減)となり、販売数量は前年同期並みとなったが、円高に加え、委託損益の悪化により、減収減益となった。一方、電気金は、販売数量の増加および海外相場の上昇により、増収増益となった。

●電子

 売上高は、31億円(同微増)、営業利益は、0.9億円(同若干の損失)となった。コイルは、車載向けの販売数量減により、減収となったが、高純度金属ヒ素は、国内向け販売単価の上昇により、また、窒化アルミセラミックスは、半導体製造装置向け部品の需要が回復し、増収となった。

●化成品

 売上高は、52億円(同2.9億円増)、営業利益は、3.9億円(同0.1億円増)となった。酸化銅は、AIサーバー市場を中心としたパッケージ基板向けの需要回復により、また、亜酸化銅は、主要用途である船底塗料の需要が好調を維持していることにより、いずれも販売数量が増加し、増収となった。

 

<26/3期見通し>

 売上高および営業利益については、全体で増収増益となる見込み。大型プロジェクト計画遅延により受注時期がずれ込む産業機械部門、およびトラックの供給遅れによりユニッククレーンの出荷が予想を下回るユニック部門は、減収減益となるが、北米向け油圧ブレーカおよび油圧クローラドリルの大型機種が出荷増となるロックドリル部門、および金属価格変動による価格差益がある金属部門は、増収増益となる見込み。

 また、営業外収益に持分法による投資利益(負ののれん発生益)を計上し、特別利益に政策保有株式の一部売却を主とする投資有価証券売却益を計上したことに加えて、政策保有株式の更なる売却を見込み、経常利益および当期利益についても、増益となる見込み。

 

図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表2、セグメント別の上期実績と見通し(百万円)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<参考>

図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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