サウジアラビアの産業鉱物資源省は12月1日、ホームページ上で、「鉱業3プロジェクトで事業ライセンスの入札を開始した」と発表した。対象地域の面積の総計は1万3000平方キロメートルに及び、金、銀、銅、亜鉛などの採掘が期待できる。
プレスリリース:Important news
■1万3000平方キロの広大な範囲に3プロジェクト
入札対象となるのは、サウジ国内のマディーナ、マッカ、リヤド、カシム、ヘイルの5地方の鉱業ベルトに位置するプロジェクト。資源価値は総額約9兆4000億リアル(約389兆円)を見込む。複数の金鉱床が含まれるほか、火山生成性塊硫化物(VMS)が存在する。
同国は今回の入札に伴い、12月中旬までに応札企業に対し事前審査を実施する。技術力と財務的健全性の両方を審査する考えだ。2026年第1-3月期には、実際の事業計画に基づいた支出などについて審査する。
■毎年鉱業フォーラム、レアアースでも期待
サウジは近年、石油に依存した経済構造を改め、鉱業を「第3の柱」とすべく産業改革を進める。首都リヤドでは毎年1月に国際フォーラム「鉱物資源未来フォーラム(FMF)」を開催。2025年には。170か国・地域から2万人が参加した。
関連記事:サウジ、リチウム産業に注力 石油依存から脱却へ、「鉱物資源未来フォーラム」開催
サウジの積極姿勢に、日米政府も注目している。特に中国の経済威圧が強まるレアアースでは、サウジが重要な供給元になる可能性が出てきた。
関連記事:レアアースでサウジアラビアが熱い!
(IR Universe Kure)