Loading...

週刊バッテリートピックス「SKオンがフォードとの合弁工場終了」「三次電池で特許」など

2025/12/14 18:15
文字サイズ
週刊バッテリートピックス「SKオンがフォードとの合弁工場終了」「三次電池で特許」など

 2025年12月10日~12月14日のバッテリー業界では、韓国SKオンの米フォードとの合弁工場からの撤退が大きな話題だった。電気自動車(EV)の普及が想定よりも鈍る中、電池業界の花形も車載電池からエネルギー貯蔵システム(ESS)などに移りつつある。日本勢はフォーカスシステムズの三次電池など特許関連のニュースが目立った。

 IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。

 

関連記事:第13回 Battery Summit in TOKYO

 

<国内>

●日本金属、燃料電池向けセパレータで特許申請 トヨタと

 

 鉄鋼大手の日本金属は12月11日、自社ホームページ上で、「トヨタ自動車と共同出願特許を申請した」と発表した。燃料電池向け「セパレータ及びその製造方法」についての特許取得を目指す。

 

プレスリリース:20251211-Press-Release.pdf

 

●日本蓄電池、リミックスポイントと系統用蓄電所の開発で協力へ

 日本蓄電池(本社:東京・千代田)は12月10日、「電力小売りのリミックスポイント(本社:東京・港)と、12月9日に系統用蓄電所の開発などでの協業を目的とした業務提携契約を締結した」と発表した。

 

関連記事:日本蓄電池、リミックスポイントと業務提携契約を締結

 

●フォーカスシステムズ、三次電池で特許取得

 

 システム開発老舗のフォーカスシステムズは12月8日、「筑波大学と共同出願していた「三次電池、IoT機器」が特許として認定された」と発表した。

 三次電池とは、正極と負極の酸化還元電位の温度係数が異なる特性を利用し、わずかな温度変化で充電される電池。二次電池が電力により充電されるのに対して、三次電池は環境熱で充電される。同社は2019年から三次電池の研究を始め、2021年に特許を信施していた。

 

プレスリリース:筑波大学との共同研究「三次電池、IoT機器」が特許認定

 

●「新広島資源循環プロジェクト」、発表会と見学会が開催

 環境機器の製造販売を手掛けるエコメビウスは12月4日-5日、「新広島資源循環プロジェクト」の発表会と見学会を開催した。

 

関連記事:12月4~5日 新広島資源循環PJCT 広島マツダ、山陽レック、三井金属竹製煉所訪問

 

●CIO、モバイルバッテリーを半固体電池性に切り替えへ

 

 

 モバイル充電器などを手掛けるCIO(本社:大阪府守口市)は12月1日、2026年5月までに、既存のモバイルバッテリー製品を半固体電池を使ったモデルに切り替えると発表した。ただし、構造(NovaCore C2)と制御(NovaSafety S2)の双方において同社独自の要件と基準を策定し、それらを満たしたものを「半固体系モバイルバッテリー」と定義するなど、置き換えには一定の条件を設置する。

 

プレスリリース:既存製品の半固体系モバイルバッテリーへの置き換えと新製品の販売予定について | 株式会社CIO(シーアイオー)公式HP 充電器・モバイルバッテリーメーカー

 

<海外>

●「世界電池・蓄電池産業博覧会」が開催へ 来年9月、広州で

 中国広州市で2026年9月16日-18日、国際展示会の「第11回 World Battery& Energy Industry Expo (世界電池・蓄電池産業博覧会、WBE)」が開催される。

 

関連記事:2026/9/16-18 The 11th  World Battery& Energy Industry Expo in China

 

●韓国SKオン、米フォードとの合弁工場を終了 ESSに注力

 

 

 韓国電池大手SKオンは12月11日、米自動車大手フォード・モーターとの合弁電池工場事業の終了を決めたと発表した。ロイター通信などが同日伝えた。車載電池向けへの注力を見直し、エネルギー貯蔵システム(ESS)など成長分野に軸足を置く。

 

●米自動車団体、中国勢の措置を政府に要求・外電

  米国の自動車業界団体、自動車イノベーション協会(Alliance for Automotive Innovation)は12月11日、中国の自動車メーカーやバッテリー企業をアメリカから排除するよう促した。「ザ・デトロイト・ニュース」などの米現地紙が12月12日に伝えた。

 同協会は、12月11日の公聴会で提出された下院議員宛の書簡で促した。「政府支援を受けた中国の自動車および先進バッテリーメーカーが米国内で生産活動を行うことを防ぐよう、議会およびトランプ政権に促す。同協会としても、中国の影響力と世界戦略に対抗するため、議会と協力する」と記したという。

 

●スウェーデンの燃料電池部品セルインパクト、アジアの自動車大手と契約

 スウェーデンのセルインパクトは「燃料電池の流路板製造に使用される成形工具の生産および供給について、アジアを代表する自動車メーカーと契約を締結した」と発表した。共同通信PRワイヤを通じ12月10日に公表した。

 自動車メーカーの具体名は明かされていないが、数年来の取引関係がある企業だとした。セルインパクトは燃料電池の各セルの間に挟んで、燃料ガスや空気を遮断する役割を果たす板状の部品「フロープレート」を手掛ける。

 

フロープレート

(出所:共同通信PRワイヤの発表資料、会社側リリース写真として掲載)

 

●韓国ポスコ系、米企業と全固体電池技術で協力へ

韓国ポスコグループの電池素材企業であるポスコ・フューチャー Mは12月4日、自社ホームページ上で、「全固体電池技術を手がける米ファクトリアルと、全固体電池技術開発に関する覚書を締結した」と発表した。

 

プレスリリース:POSCO Future M Signs MOU with U.S.-based Factorial for All-Solid-State Battery Technology Development - NEWSROOM - POSCO FUTURE M

 

●「2025 SMM APAC鉛蓄電池産業会議」ベトナムで開催

 中国資源情報プロバイダの上海有色網(SMM)は12月4日〜5日、「2025 SMM APAC鉛蓄電池産業会議」をベトナム・ホーチミン市で開催した。Miru記者による取材記事は以下。

 

関連記事:2025 SMM APAC 鉛蓄電池産業会議 アーカイブ

 

(IR Universe Kure)

関連記事

新着記事

ランキング