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コンゴ、鉱物加工を停止か 銅やコバルト、汚職取り締まりで 外電が大統領令を報道

2025/12/26 13:36
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コンゴ、鉱物加工を停止か 銅やコバルト、汚職取り締まりで 外電が大統領令を報道

 ロイター通信は12月23日、コンゴ民主主義共和国(DRコンゴ)が、銅とコバルトの鉱物加工を停止したと伝えた。汚職取り締まりが目的という。

■産地認証を命令、コンプライアンスの委員会設置も記載

 ロイターが独自に大統領令を入手したという。文書では、銅とコバルトの加工・販売を行うすべての事業体に対し、操業を停止し、使用される鉱物の産地を認証するよう命じた。コンプライアンスを実施し、供給品の追跡可能性や合法性を確認するための委員会を設置するとの記載もあるという。文書には、12月19日付の鉱山省大臣の署名があるとしている。

 

■コバルト採掘の現場、違法行為が蔓延か 告発ルポも

 コンゴは世界のコバルト生産の7割を生産するが、採掘現場では零細・小型企業や村人による手掘りでの違法採掘が蔓延しているとされる。日本でも10月に翻訳が出版されたインド系アメリカ人ジャーナリストによるルポ「ブラッド・コバルト(シッダルタ・カラ著、夏目大訳、大和書房)」によれば、劣悪な環境における児童労働もなお蔓延しているようだ。また賄賂などが各取引過程で横行しているとも指摘されている。

 

コンゴのコバルト採掘を巡るレポートも出版された

(本は記者私物)

 

 コンゴは10月にコバルトの輸出に割当制を導入した。一方で11月には、採掘者の追跡が可能な正規のコバルト1000トンを政府が購入すると発表した。コバルト生産のサプライチェーンを浄化し、格安で世界にコバルトを提供する現在のシステムに異議を申し立てて始めたとも受け取れる。

 

(IR Universe Kure)

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