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週刊バッテリートピックス「ホンダ、GMとの燃料電池生産を終了」「グリコがFCEV」など

2026/01/25 16:06
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週刊バッテリートピックス「ホンダ、GMとの燃料電池生産を終了」「グリコがFCEV」など

 2026年1月19日~1月25日のバッテリー業界では、ホンダの米GMとの燃料電池の合弁終了が大きなニュースだった。電気自動車(EV)の販売低迷に伴う車載電池事業の見直しが続いている。一方で江崎グリコがFCEVを導入するなど導入の動きも根強い。日本国内の自治体が太陽電池の導入を目指すほか、アジアでは国を超えた回収事業の発展の動きもある。

 

 IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。

 

関連記事:第13回 Battery Summit in TOKYO

 

<国内>

●グリコ、冷凍機能付きFCEV導入 小学校に牛乳運搬

 

 江崎グリコは1月23日、自社ホームページ上で「鴻池運輸と共同で、乳業業界初となる冷蔵機能付きの燃料電池トラック(FCEV)を導入し、1月20日から運用を開始した」と発表した。

 岐阜工場で 製造した学校給食用牛乳を地元の小学校に届ける。従来のディーゼルトラックと比較し、年間約29.9トン の二酸化炭素(CO₂)の排出削減を見込む。

 

プレスリリース:乳業業界初の冷蔵機能を備えた燃料電池トラック(FCEV)を導入 〜低炭素社会の実現に向け、年間 29.9t の CO₂削減を目指す〜 | 【公式】江崎グリコ(Glico)

 

●リコー、埼玉県庁でペロブスカイト太陽電池搭載CO2センサーを実験

 リコーは1月23日、「傘下のリコージャパンとともに、さいたま市との間でペロブスカイト太陽電池搭載CO2センサーの実証に関する協定を締結した」と発表した。

 2026年1月から2027年3月まで、このセンサーをさいたま市庁舎内に設置し、温度、湿度、CO2濃度、照度、暑さ指数といったデータを取得する。データの収集・分析・評価を通じて、センサーの性能を確かめる。

 

(出所:リコーの発表資料)

 

プレスリリース:さいたま市でペロブスカイト太陽電池搭載CO2センサーの実証事業を開始 | リコーグループ 企業・IR | リコー

 

●三菱ふそうトラック・バスとZO MOTORSが車両展示 オートモーティブワールド

 自動車の先端技術展「オートモーティブワールド」が1月21~23日、東京ビッグサイト(東京国際展示場、東京・江東)で開催された。期間中は、EVトラック展示ブースが設置され、三菱ふそうトラック・バスとZO MOTORSの2社がそれぞれの車両を展示した。

 

関連記事:三菱ふそうトラック・バス、EVトラック「eCanter」展示、信頼と実績を訴求―オートモーティブワールド

 

●エンビプロ傘下2社、小型家電の電池リサイクルで論文 都市清掃時例会

 公益社団法人全国都市清掃会議は1月21-22日、愛媛県県民文化会館で、「第47回全国都市清掃研究・事例発表会」を開催した。

 1月22日には資源リサイクルのエコネコルとリチウムイオン電池リサイクルのVOLTAが共同で「小型家電に含まれるLIB内蔵製品、リチウムイオン電池のリサイクルに関して」をテーマに論文を発表した。両社はともにエンビプログループのリサイクル企業で、静岡県内に拠点を置く。

 

関連記事:エコネコル 全国都市清掃研究・事例発表会で焼却灰からの貴金属回収事業実績と展望紹介

 

●ホンダ、GMとの燃料電池システム共同生産を終了へ

 ホンダは1月20日、自社ホームページ上で「米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発した燃料電池システムを、2026年中に生産を終了する」と発表した。今後は、ホンダの独自開発による次世代燃料電池システムの活用を進める。

 ホンダとGMは2017年1月に米ミシガン州に先進の燃料電池システムの合弁企業を設立した。これまでに一定の成果を上げたと判断し、合弁を終了した。

 

プレスリリース:Fuel Cell System Manufacturing LLCにおける燃料電池システム生産の終了について | Honda 企業情報サイト

 

●マクセル、全固体電池モジュールを開発 ER電池と同性能

 マクセルは1月20日、塩化チオニルリチウム電池(ER電池)と同等のサイズと出力電圧を持つ全固体電池モジュールを開発したと発表した。

 

関連記事:マクセル、ER電池サイズ互換の全固体電池モジュールを開発

 

●神奈川県、次世代型タンデム太陽電池で実装実験 PXPと

 神奈川県は1月19日、自社ホームページ上で、「電池スタートアップのPXPのPXP(本社:神奈川県相模原市)と連携し、同社が開発を進めている次世代型タンデム太陽電池の社会実装に向けた実証を開始すると発表した。2026年度に県有施設3カ所で順次実証を行う。同様の取り組みは日本初。

 

太陽電池のイメージ

(出所:神奈川県発表資料)

プレスリリース:株式会社PXPと「脱炭素化促進のための次世代型タンデム太陽電池の社会実装に向けた連携協定」を締結します - 神奈川県ホームページ

 

<海外>

●マレーシア+香港、電池リサイクルで協業へ

 

 マレーシアと香港の企業が電池リサイクルで協業する。マレーシアで不動産開発やフリート(車両)管理サービスなどを手がけるグリーントロニクス・テクノロジー(グリーンテック、旧エムパイア・グローバル)と、非鉄金属の製棟工場で生じた廃棄物のリサイクルを手掛ける香港スタートアップのアケロウス・ピュア・メタル「澤浩高純金属有限公司、Achelous Pure Metal、APM)が、提携に向けた覚書を締結した。英フィナンシャル・タイムズなどが1月20日に伝えた。リチウムイオン電池のリサイクル施設建設を目指すという。

 

●中国、新エネ車の回収で新規定

 工業情報化省などの中国の政府6機関は1月16日、「新エネルギー自動車用廃棄動力電池の回収および総合利用管理暫定措置」を発表した。

 

関連記事:中国工業情報化部「新エネルギー自動車の廃棄されたバッテリーの回収および総合的な利用に関する管理暫定措置」について

 

(IR Universe Kure)

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