古河電池は4日、デルタ電子株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:華健豪)と日本国内における蓄電システム(ESS:Energy Storage System)事業のパートナーシップ契約を締結したと発表した。また同日、デルタ電子の本社で、両社代表による調印式を執り行われたという。系統用蓄電所、ユーティリティ会社、デベロッパー、商業施設、メガソーラーなどの需要家向けに両社の技術を融合した共通プラットフォームを基盤とするオールインワン蓄電システム「FBESS(エフベス)」を展開する。FBESS並びにCシリーズ合計で今後3年間で累計500MWhの蓄電システム導入を目指すという
FBESSは、デルタ電子が’25年7月に発表したオールインワン蓄電システムCシリーズをベースにしており、国内補助金適用要件に準じた日本仕様での国産ESSだ。
FBESSは、デルタ電子のEMS「DeltaGrid®」と組み合わせることで、ESSソリューションのマルチパーパス利用を促進する。また、高度な電力市場取引に対応するEMSとリソースアグリゲーションを組み合わせることで、複雑な市場環境下でもESSのポテンシャルを最大限に引き出す最適制御が可能になるという。
近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う系統安定化、電力需給の逼迫に伴う電力レジリエンスの強化が急務となっている。そんな中、電力市場取引(需給調整市場や卸電力市場)への対応や、需要家様の再エネ自家消費最大化など、多様化するニーズに対応するため、ESSに関するハード・ソフトを併せた期待がかつてないほど高まっている。
(IRuniverse G・Mochizuki)