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Rio Tintoとグレンコアの合併交渉期限まで残り1日を切るも延長との見方が濃厚か

2026/02/05 08:49
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世界的な資源企業Rio Tinto社とGlencore社の間に新たな合併話が出てからもうすぐ1ヶ月。1月8日に発表された声明でRio社は、“2026年2月5日午後5時(ロンドン時間)までに、コード規則2.7に基づきグレンコアに対する買収提案の確固たる意図を発表するか、あるいは提案を行わない意向を発表するかのいずれかを行う”と発表しており、この期限まで残り24時間以内となっているが、大手メディアらはこれに関して、(交渉期限が)延長される可能性が高いのではとの見解を示している。

 

この合併交渉の関係者が匿名を条件に豪大手メディアのオーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙(2月2日)に伝えたところによると、この交渉の勢いは「熱くなったり冷めたりする状況」であるといい、期限を過ぎても延長される可能性が高いとのこと。ただし、この関係筋は延長(見込み)を前向きなサインと捉えているそうで、無論合併の成立を保証するものではないとしながらも、“1ヶ月に及ぶ集中交渉にもかかわらずRio社が(この合併に)致命的な欠陥を発見していないことを示唆する”ものであろうとの見解も示している。

 

さらに同紙によれば、グレンコアの大株主らは、Rio社がスイス本社の同社の一部のみを買収する案に反対しており、Rioが全社を買収する場合にのみ合意成立とするべきだと表明しているとのこと。また、過去にグレンコアがRio社への売却を複数回試みてきた(いずれも実現には至らなかった)ことを鑑みて、「Rio社の株主として、価格が特に魅力的でない限り、現時点でこの取引を行う必要性は見当たらない」という株主の言葉(Janus Henderson社グローバルマネージャーTal Lomnitzer氏)も掲載されている。

 

ファイナンシャル・タイムズ紙も2月5日、“交渉は延長される見通し”との見解を掲載。ただし同紙はさらに踏み込んで、“期限迫るも「危うい状況」”として両社の合併に関する最新状況も提供している(いずれもRio社やグレンコア社から発表されているものではない)。こちらによれば、両社は依然として意見の相違を抱えており、具体的には、例えばRio側は合併後も自社の会長と最高経営責任者(CEO)が現職を維持するよう強く求めており、一方のグレンコア側は、合併に際して大幅なプレミアムを要求しているという。

 

なお、投資家やメディアの間で共通しているのは、Rio社がグレンコア買収を望む大きな動機のひとつにグレンコアが保有する銅資産があるという見解だ。グレンコアは世界第6位の銅鉱山企業だそうで、銅事業の拡大を望むRio社にとってこれは非常に魅力的であると考えられている。

 

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(IRUNIVERSE A.C.)

 

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