2026年2月9日~2月15日のバッテリー業界では、モバイルバッテリーの新製品発売が相次いだ。ニューズドテックが発火しにくい半固体電池製品を、マテックが世界最小サイズをそれぞれ発売した。経済産業省の蓄電池導入支援の補助金対象が発表になり、住友電工とRSテクノロジーズが採択。インドネシアでは毎年恒例の国際モーターショーが開催された。
IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。
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<国内>
●ニューズドテック、半固体電池のモバイルバッテリー発売

モバイル端末のニューズドテック(本社:東京・中央)は2月12日、自社ホームページ上で、「半固体電池を採用したモバイルバッテリーを発売した」と発表した。可燃性液体を使用しない構造により発火・爆発リスクを大幅に低減した。相次ぐモバイルバッテリーの発火事故に対応する。
プレスリリース:モバイルバッテリーの爆発事故を「0(ゼロ)」に 半固体モバイルバッテリーの取り扱い開始 安全性と長寿命化、利便性を向上 |株式会社ニューズドテック
●マテック、世界最小のモバイルバッテリー発売
モバイルバッテリーのマテック(MATECH、本社:京都市)は2月12日、自社ホームページ上で、容量2万mAhのモバイルバッテリー新製品を同日発売したと発表した。同容量で世界最小としている。面積は名刺とほぼ同じ大きさで、従来モデルから約30%サイズダウンした。

プレスリリース: 【MATECH】大容量×最小クラス。45W高出力&3ポート搭載の超小型モバイルバッテリー「PowerCube 20000」登場 | MATECH株式会社のプレスリリース
●住友電工とRSテクノロジーズ、経産省の蓄電池事業に採択
住友電気工業は2月10日、同社のレドックスフロー電池(RF電池)を用いた系統用蓄電所導入事業3件が、経済産業省の令和7年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されたと発表した。
半導体シリコンウエハー(基板)の再生加工を手がけるRSテクノロジーズも同日に同様の発表を行った。
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●山梨大など、燃料電池発電の新材料開発に成功

山梨大学、早稲田大学(早大)、信州大学(信大)の3大学は2月9日、それぞれのホームページ上で、「新たな『プロトン導電性電解質膜』の開発に成功した」と発表した。高性能な燃料電池発電の可能性につながるとみられる。
プレスリリース:20260209.pdf
●プライムプラネット、米国に新会社 トヨタに技術供与

車載電池などを手掛けるプライムプラネットエナジー&ソリューションズは2月6日、自社ホームページ上で、「米国に新子会社を設立した」と発表した。トヨタの米電池工場に技術支援する。
プライムプラネットはトヨタとパナソニックの合弁会社。HEV用(高出力電池)で世界シェア1位となっている。
プレスリリース:北米新会社設立のお知らせ | 新着情報 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
プレスリリース:トヨタ、今後5年で100億ドルの対米投資 ノースカロライナの電池工場も開所
<海外>
●「インドネシア国際モーターショー(IIMS)」開催 2月5日-15日

インドネシアのジャカルタで2月5日-15日、国際自動車展示会「インドネシア国際モーターショー(IIMS)」が開催された。四輪と二輪合わせてEVなど62ブランドが参加した。
●中国の新エネ車販売、1月は国内19%減 中国汽車工業協会

中国汽車工業協会は2月11日、1月の中国新車販売台数(輸出含む)が前年同月比3.2%減の234万6000台になったと発表した。前年同月比マイナスは2カ月連続。
国内販売は14.8%減の166万5000台だった。このうち、新エネ車は前月比54.4%減、前年同月比で18.9%減の64万3000台だった。一方、輸出は前年比44.9%と大幅に伸びた。
●ノルウェー政府年金基金、蓄電分野への投資に意欲・外電

ノルウェー政府年金基金の幹部は2月11日、オスロでの会議で、電池ストレージ(蓄電)分野への投資に乗り出す意向を明らかにした。ロイター通信が同日伝えた。
ノルウェー政府年金基金は 世界最大の政府系ファンド。ノルウェーの石油収入を運用するのが主業務だが、近年は太陽光発電など再生可能エネルギー分野にも投資している。
(IR Universe Kure)