2026/02/19 22:56
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国際リサイクル局(BIR)が発表した2026年2月の「Plastics Quarterly Report」によると、世界のリサイクルプラスチック市場は、2025年の急激な下落後に安定化の兆しが見られるものの、依然として大きな圧力下にある。報告書は、低価格のバージン樹脂、需要の弱さ、高い運営コスト、そして政策の不確実性が、主要地域全体のリサイクラーに引き続き重くのしかかっていると指摘している。欧州は回復の勢いが限定的ながら底打ち傾向を示している一方、アジアおよび東南アジアでは慎重な取引と再生材需要の鈍化が見られ、米国ではPET市場が横ばいでバージン材との価格差が拡大している。中東では低コストの石油化学由来樹脂の優位性と低いリサイクル率が、再生材の競争力をさらに低下させている。総じて、供給不足ではなく、再生材含有義務の執行の弱さとバージン材の構造的優位性が、世界のリサイクルプラスチック市場の本格的な回復を制約する主因であると報告書は示唆している。
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