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2026年1月 SUSスクラップ輸出入統計分析 輸出FOB単価が急上昇

2026/03/06 18:25
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2026年1月 SUSスクラップ輸出入統計分析 輸出FOB単価が急上昇

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為替相場推移 TTS 3か月

 

(輸出分析)
■数量面
1月単月は1万6,907トンと、前月(1万6,401トン)からやや増加し前月比103%。前年同月比では101%とほぼ前年並みの水準となった。
なお2025年通年では、
1-12月累計は22万4,648トン、前年同期比92%と前年割れで推移。落ち込み幅は比較的限定的ながら、韓国向けおよび台湾向けの不振が累計減少の主因となっていた。
________________________________________
主要仕向け国別動向(2026年1月)
韓国向け
8,244トン、前月比124%、前年同月比92%。
最大仕向け地の地位は維持しているものの、前年水準はやや下回った。
中国向け
3,397トン、前月比98%、前年同月比264%。
前年同月からは大幅増となり、引き続き回復傾向がみられる。
台湾向け
1,106トン、前月比92%、前年同月比40%。
前年からの落ち込みが大きく、低水準が続いている。
インド向け
1,508トン、前月比54%、前年同月比90%。
前月からは減少し、前年もやや下回った。
タイ向け
1,801トン、前月比120%、前年同月比96%。
前月からは増加したものの、前年並み圏。
その他
851トン、前月比111%、前年同月比419%と大きく増加。
________________________________________
総括
2025年は、
•    中国・タイ向けが拡大
•    インドは概ね横ばい圏
•    韓国はやや減少
•    台湾は構造的な減少傾向
という構図で推移していた。
2026年1月も全体数量は前年並みでのスタートとなったが、
•    中国向けは前年から大きく回復
•    台湾向けは低迷継続
といった仕向け地のばらつきがみられる。
総じてみれば、韓国依存を維持しつつ、中国やASEAN向けへの分散が進む傾向は引き続き確認されるものの、仕向け地別の変動は依然として大きく、今後の動向を見極める必要があるとみられる。

(表―1、グラフ―1)。
 


 

■数量構成(12月→1月)
• 韓国向け:41% → 49%(上昇)
• 中国向け:21% → 20%(やや低下)
• 台湾向け:7% → 7%(横ばい)
• タイ向け:9% → 11%(上昇)
• インド向け:17% → 9%(低下)
• インドネシア向け:0% → 0%(変化なし)
• その他:5% → 5%(横ばい)
整理
1月は韓国向けが5割近くまで上昇し首位を維持。タイ向けも構成比を高めた。
一方で中国はわずかに低下、インド向けは大きく縮小。台湾は横ばいで推移した。
結果として、韓国の比重が再び高まる一方、インドのシェア低下が目立つ構図となっている。
(グラフ―2)。
 

■金額的には、1月単月で31億52百万円、前月比124%、前年同月比118%。
国別では、
韓国が18億95百万円(前月比139%、前年同月比115%)、
中国が5億54百万円(同156%、同318%)と大幅増。
一方、台湾は1億99百万円(同118%、同44%)、タイは1億41百万円(同106%、同77%)、インドは1億49百万円(同57%、同88%)となっている。
全体としては前月から回復し、前年同月も上回る水準となった。
(表―2、グラフ―3)。



 

■FOB推移は全体平均で、前月の155円から186円へ大幅上昇。為替は円安基調が続くなか、ドル建てでも持ち直しの動きがみられた可能性がある。
韓国向け:前月205円から230円へ上昇。
中国向け:103円から163円へ急反発。
台湾向け:140円から180円へ大幅反発。
インド向け:94円から99円へ小幅続伸。
タイ向け:88円から78円へ反落。
LMEニッケル相場は大幅続伸の14878.81ドル→17844.1ドル、中国国内304系スクラップは、RMB8775.00→RM9300.00と大幅反発となった。国内304系スクラップは、178.75円→177.5円と小幅続落。

(グラフ―4,5)。

中国国内304系スクラップ(RMB/T) 1年


(今後の展望)
足元では2026年1月のFOB平均が186円と前月から大きく上昇しており、韓国向けを中心に北東アジア向け価格が押し上げられた可能性がある。ただし過去の季節パターンでは、年初の上昇後は旧正月要因の反動で2~3月にかけて調整する傾向がみられる。このため当面の価格は170~180円前後へやや落ち着く可能性も考えられる。数量構成では韓国が引き続き4~5割前後を占める中心市場となり、中国は2割前後、台湾が1割強の水準で推移する構図が続く可能性がある。4月以降は鉄鋼需要の季節的回復とともに、FOBは170~185円程度のレンジで持ち直す展開も想定される。

 

主要税関数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績

主要国別税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績

 

(輸入分析)
■数量面では、1月単月で4,968トンと前月比126%で増加、前年同月比125%。
主要輸入先3国では、
韓国は1月2,806トンで前月比123%、前年同月比117%。
台湾は1月539トンで前月比96%、前年同月比79%。
米国は1月513トンで前月比127%、前年同月比204%。

「その他」1,110トンの主成分は、シンガポール304トン、マレーシア0トン、タイ241トン、インド30トン、フィリピン1トン、UAE205トンといったところ。
(表―3 グラフ―6)。
 


■数量構成では、12月→1月で、
韓国が58%→56%へ低下、
台湾は14%→11%へ低下、
米国は10%→10%で横ばい、
「その他」は17%→22%へ上昇。(グラフ―7)。



 

■金額的には、1月単月で大幅に3カ月連続増加の13億37百万円、前月比127%、前年同月比108%。(表―4、グラフ―8)。



■CIF価格の推移を見ると、全体平均は前月のキロ269円から269円と横ばいだった。為替は円安基調にあるものの、ドル建てベースでは実質的に弱含みだった可能性がある。国別では、韓国品は296円から273円へ反落。台湾品は243円から258円へ反発し、米国品は259円から302円へ大幅に上昇した。
一方、指標となるLMEニッケル価格は前月の1万4879ドルから1万7844ドルへ急騰。国内の310系価格も401.25円から412円へ上昇した。
(グラフ―9)。


 


主要税関数量・CIF(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績

主要国別税関別数量・CI(JPY/Kg)F実績 ( )内は前月実績
 

(IRUNIVERSE S. Aoyama)
 

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