2026年半ばの生産開始を目指して、現在豪ニューサウスウェールズ(NSW)州にてHillgroveプロジェクトを開発中の豪州企業Larvotto Resources社は、アンチモンと金価格の高騰を背景に、次なるアンチモン生産者として注目を集めているという。拙記事は、先週開催されたメルボルン・マイニング・クラブ (MMC) のCutting Edgeシリーズでの同社のプレゼンテーション内容を、同社Webサイト上に公開された資料と現地メディアの報道から簡単に紹介するものである。
Hillgroveは、NSW州北部のArmidale近郊に位置し、現在新たなアンチモン生産地として期待されている地域。ここにLarvotto社が構えるHillgrove金・アンチモンプロジェクトは、2023年12月の買収以降同社が開発を進めてきたプロジェクトで、フル稼働が実現すれば、全世界のアンチモン供給量の約7パーセントを占めることが見込まれているのだという。
同社によれば、アンチモンは、その生産・供給において現状は中国が支配していると言える重要鉱物。2025年に中国が施行した輸出規制と世界的なサプライチェーン懸念で状況が急変すると、記録的高値を付けた。さらに豪州では今年に入り、連邦政府による “重要鉱物戦略備蓄”政策において最初の対象鉱物の一つに指定されたことで、投資家からの関心も強まっている。
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現在同プロジェクトでは、冶金学調査や実現可能性調査などを経て、プラントのアップグレードおよび地下開発が開始されているといい、同時進行で探査プログラムも継続中。そして次なるステップはいよいよ、採掘と試運転の開始ということになる。
Australian Resources & Investment紙(3月10日)によれば、同社のRon Heeksマネージングディレクターは、前述MMCでのプレゼンにおいて、同プロジェクトを“短期的な生産計画以上のもの”と評価し、“同プロジェクトの探査による潜在的な拡大可能性を見逃すべきではない”と成長可能性を強調(同社はHillgroveniに広大な土地を有しており、未探査な区域も多数あるとのこと)。そして、“我々が今すべきことは、これが単なる7年間の操業には収まらないことを皆に納得させることです”と語ったという。
(IRUNIVERSE A.C.)