包装業界および廃棄物リサイクル業界などで活躍する豪州企業Visy Industries社はこのたび、従来のプラスチック製の気泡緩衝材に代わる、豪州製ペーパーバブルラップの発売に漕ぎ着けた。
Visy社の創業は1948年。同社Webサイトによれば、創業以降、“豪州最大の家庭ごみリサイクル処理業者へ、また、持続可能な包装ソリューションのグローバルリーダーへ”と成長を遂げてきたという。
このように循環型経済を推進する同社が、使い捨てプラスチック削減への取り組みの一環として今回発売した豪州製ペーパーバブルラップは、物品の保管・移動・輸送時に衝撃を吸収するクッションとして機能するもので、従来のプラスチック製の気泡緩衝材に取って代わるもの。
期待される環境効果としては、従来のプラスチック製気泡緩衝材と比較し、第三者機関の検証結果として以下のように報告されている。
『豪州の家庭用リサイクルゴミの収集を通じて処理された場合:
- 二酸化炭素排出量の34パーセント削減
- 製品ライフサイクル全体でエネルギー使用量73パーセント削減
- 水使用量39パーセント削減』
Visy社曰く、このペーパーバブルは、環境にとって正しいことをしながら製品の機能性も諦めたくない、といったオーストラリア人の希望に応えるもの。また、豪州産の紙を使用し製造も現地で行うことから、国内雇用を支え、自国の使い捨てプラスチックへの依存を減らせるという利点もあると述べられている。使用後のペーパーバブルは、前述の通り家庭用リサイクルゴミの収集に回せば、同社が新たな製品に再生させるということだ。
ちなみに、Visy社によるこのペーパーバブルは、自社所有の製紙工場から供給される紙を利用し、自社工場で生産されるとのこと。さらに使用後のペーパーバブル(廃棄物)も自社でリサイクルするということで、ライフサイクルを通じて一社で面倒を見る循環型モデルともいえよう。
(IRUNIVERSE A.C.)