タンタル価格が上昇している。3月13日に仲値$702/kgと、過去20年間での最高値を付けた。生産国であるアフリカのコンゴ民主主義共和国(DRコンゴ)東部で3月3日に地滑り事故が起き、子供約70人を含む200人超が死亡したと伝わった。同地域では1月末にも地すべり事故が起きたばかり。ただ、政治的思惑も影響し、死者数などは情報が交錯している。
■死者数は200人? 6人? 原因は反政府軍? 政府軍?
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過去20年間のタンタル価格の推移(99.95% China)($/kg)

英BBCニュースが3月5日に事故を伝えた。報道によると、事故が発生したのは1月と同じコンゴ東部のルバヤ鉱山。BBCは、コンゴ政府はこの事故を「M23反乱軍のせい」とし、反政府軍は「適切な安全基準なしに違法採掘を許している」と非難したと伝えた。
一方、違う情報もある。ルバヤ鉱山の関係者はBBCに対し、「崩壊は政府軍の攻撃によるもので、死者はわずか6人だった」と語ったという。
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■反政府軍の背後にルワンダか、コンゴ政府は親米強める
コンゴ東部は2023年に反乱勢力M23が占領し、反政府軍の支配下にある。ルバヤ鉱山は反政府軍の支配地域の中でも、タンタルの複合物であるコルタンの生産で最大規模の鉱山だ。
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コンゴ政府は反政府軍の背後に隣国ルワンダがいると非難するが、ルワンダは表向きにはこれを否定している。それでもコンゴ政府はルワンダと反政府軍に対抗するため、米国との距離を縮める。2月に米国が開催した「重要鉱物サミット」にも資源国側として参加した。
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(IR Universe Kure)