南アフリカの主要クロム生産者であるサマンコール・クロム(Samancor Cr. Limited)の販売窓口を務めるサムクロム(Samchrome FZE)は4月2日、2026年4-6月期積みの欧州ステンレスメーカー向け高炭素フェロクロムのベンチマーク価格(長期契約価格)について、自社ホームページ上で発表を行った。
発表の概要
対象期間: 2026年4-6月期積み
決定価格: 161セント(ポンド当たり)
価格変動: 前期(2026年1-3月期)比 +6セントの引き上げ
前期は横ばいで推移したものの、今期は再び上昇に転じる結果となった。この欧州ベンチマーク価格の決定を受け、日本向けの長期契約価格についても同水準である6セントの引き上げとなる見通し。
欧州向け、日本向けベンチマーク価格の推移($/lb)
| 日本向け | 前期比 | スポット品 | 欧州向け | 前期比 | |
| 2024年1-3月 | 152 | -9 | 90 ~95 | 144 | -9 |
| 4-6月 | 160 | 8 | 95~100 | 152 | 8 |
| 7-9月 | 160 | - | 95~100 | 152 | - |
| 10-12月 | 154 | -6 | 90~98 | 146 | -6 |
| 2025年1-3月 | 143 | -11 | 80~85 | 135 | -11 |
| 4-6月 | 148 | 5 | 85~90 | 140 | 5 |
| 7-9月 | 153 | 5 | 90~100 | 145 | 5 |
| 10-12月 | 163 | 10 | 100~110 | 155 | 10 |
| 2026年1-3月 | 163 | - | 90~95 | 155 | - |
| 4-6月 | 169 | 6 | 100~110 | 161 | 6 |
今後の焦点
今回の価格決定により、国内のステンレスメーカー各社における原料調達コストへの影響が予想される。今後は、この原料高が実際のステンレス鋼材の販売価格(サーチャージ等)へどのように転嫁されていくかが市場の焦点となる。
(IRuniverse YT)