三菱マテリアルは31日、連結子会社であるH.C. Starck Tungsten GmbH(ドイツ連邦共和国ゴスラー市)において、タングステンリサイクル能力の増強を目的とした約5000万ユーロの投資を実施すると発表した。H.C. Starckの主力拠点であるドイツ・ゴスラー工場のタングステンスクラップ処理能力を、現在の年間約5000トンから7000トンへ拡大する予定。新設備の建設は2026年内に開始し、2028年中の完工を目指す。
三菱マテリアルは2024年にH.C. Starck Holding GmbH(H.C. Starck Holding)を連結子会社化。H.C. Starck Tungsten GmbHは、H.C. Starck Holdingの中核事業会社であり、100年以上の歴史を有する世界有数のタングステン製品メーカーとして知られている。タングステン粉、タングステンカーバイド粉、その合金を素材とする高品質粉末を欧州、北米、中国で製造・販売しているほか、日本においても販売網を持つ。また、世界最大級のタングステンリサイクル能力を有しており、タングステンスクラップの回収・リサイクルからタングステン中間原料、粉末製品の製造・販売までを一貫して手掛けている。

(IRuniverse K.Kuribara)