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Fe Scrap Watch #185 中国の鉄スクラップ輸入解禁がもたらす破壊的影響

2020.10.29 15:46

 去る10月19日に中国政府はアルミ・銅のスクラップに対する輸入規制を改定。

 

 原料需給が逼迫する旺盛な需要に対し、改めて冷鉄源を主原料として検討する段階に入った。

 

 詳細を見てみると、2017年以前は輸出されていた込み銅や込み真鍮、ビス付きサッシと言ったダスト付きスクラップは除外され、原料純度の高いもののみの輸入を許可し、今まで汚職の温床とされていたAQSIQライセンスを必要としないフリーな輸入を目指すなど、大きく改定された。

 

 ただ、これはイマイチ基準がはっきりしておらず、本来コンテナで輸入されていた銅やアルミスクラップの品質管理等、解決されてない問題が多々あることから、直ちに中国への輸出が再開されるかは不透明だ。

 

 その発表から1週間後、中国鉄鋼工業協会が鉄スクラップの国内規格化(グレード別の選別)作業を行っていると報じられた。

 

 中国国内の鉄スクラップは日本国内の様にグレードが細分化されておらず、以前から廃棄物扱いされており、海外からも”輸入海外ゴミ”として分類され禁止されている鉄スクラップを、”再生可能製鋼原料”としてカテゴライズし直す作業を現在行っているとしている。

 

 このカテゴライズが完了し、細分化されたグレードの内推奨されるグレードを輸入許可する様に働きかけている中国鉄鋼工業協会であるが、先述のアルミ・銅スクラップの輸入解禁と同様、2017年には輸入禁止の主原因である雑品モータースクラップが混ざる様なH2などは対象から外される可能性が高い。

 

 現状中国鉄鋼需要は堅調に推移しており流通在庫も減少していることから、鉄源ソースの多様化は急務であり、輸入解禁は現実的だ。

 

 肝心の解禁時期であるが、夏頃から騒がれていた来年の下半期以降まで手続きに時間を要す、という見方より大幅に前倒しされる予想だ。

 

 早ければ今年の年末までには発表され、2021年1月から許可される可能性も出てきた。

 

 何が起きるかは別にして、これからは溜めておく事が良いのではとお勧めする。

 

 中国の爆買いが始まれば、日本のリサイクルチェーンは一溜りもないかもしれない。

 

 

(J.IIDA)

 

 

(関連記事)

 ・BIRコンベンションwebinar#2 中国および世界の鉄スクラップ状況について

 ・中国 鉄鋼需要鈍化で鉄鉱石需要停滞 港湾在庫増と鉄スクラップ輸入解禁も圧迫

 

 

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