ダイキン工業 米LIBスタートアップ企業に出資
ダイキン工業株式会社は、このたび米国のスタートアップ企業であるTeraWatt Technology Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資したことを発表した。
以下、ダイキン工業ブレスリリースより
TeraWatt Technologyは高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池の研究、開発を行うスタートアップです。高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池による、電気自動車の走行距離の延伸、ドローン配送における積載量増加・飛行時間の延伸、さらにeVTOL(電動垂直離着陸機)等の新たな用途への適用をめざしています。当社は、リチウムイオン電池材料の用途開発や電池技術力の強化を目的に、TeraWatt Technologyとの協業に取り組んできました。
当社は、戦略経営計画FUSION25において、フッ素材料を中心とした商品の用途開発による市場創造を掲げています。顧客やスタートアップなどパートナー企業との共同開発を通じて、半導体・自動車・電池・情報通信などの成長市場への提案力を強化し、新たな価値の創出に取り組んでいます。本出資により、電池技術力強化を図り、電池材料の新商品開発やグローバルでの用途開発を加速します。
また、新たな技術開発や高度なソリューション提供のため、2019年11月にスタートアップ企業との協業を推進する組織「テクノロジー・イノベーションセンター CVC室」を設立しました。2024年までの5年間で110億円の出資枠を設け、これまで15社以上に40億円を超える出資をしています。今後もグローバルで様々な分野の新たなパートナーと強固な関係を構築し、オープンイノベーションの取り組みを加速します。
TeraWatt Technologyについて
米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、多様な分野における電動化に対応する次世代リチウムイオン電池を開発しています。米国本社および日本法人において、中小企業基盤整備機構からの支援のもと事業を運営しています。過去から、SPARX Group が運営するMirai Creation Fund II、In-Q-Tel、その他業界をリードするVC各社、エンジェル投資家が参画しています。今回は、シンガポールに本社を置くTemasekによるリードのもと、シリーズBラウンドでの資金調達を完了しました。
(IRuniverse)
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