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UACJ、JAXAの革新的将来宇宙輸送プログラムで高強度アルミ合金研究提案が採択

—三菱重工様と共同で次世代ロケットの燃料タンク向け素材を開発へ—

 株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:石原美幸)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、理事長:山川宏、以下「JAXA」)の革新的将来宇宙輸送プログラムの第2回研究提案募集において、三菱重工業株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長兼CEO:泉澤清次、以下、「三菱重工」)と共同研究を実施する「WAAM※1向け高強度アルミニウム合金ワイヤーの開発」のアイデア提案が採択されたと公表。今後は、9月のJAXAとの共同研究開始に向け、三菱重工とともに、共同研究の実施計画を作成し、契約の締結を進めていく。

 

 JAXAによる今回の研究提案募集は、2030年頃に打ち上げを目指している次世代ロケットに使用する技術研究を対象にしたもので、同社はロケットの燃料タンクに使用される素材として「より軽量・高比強度の新規合金線材のAM※2適用技術研究」というアイデア型の研究課題において応募し、採択された。

 

 ロケットは、軽量化の目的からアルミニウムが使用されているが、近年、さらなる加工工程削減へのニーズが高まっている。今回の提案は従来アルミニウム板材を加工・溶接して製造していたタンクを、3Dプリンターで製造するというもので、初の試みとなる。同社は、3Dプリンターに使用でき、かつ従来の板材を加工・溶接して製造するタンクと同等の強度を保つアルミニウム合金を開発することを目標としている。本研究の実現により、加工工程を削減することができるほか、自由な形状を作ることが可能となるなど、今後の幅広い展開が期待される。

 

  • ※1 WAAM:Wire Arc Additive Manufacturing(ワイヤー・アーク積層造形)。AMのうち、金属ワイヤーを溶かして積層していく手法のこと。
  • ※2 AM:Additive Manufacturing(積層造形)。3Dプリンティング技術のうち、材料を積層することによって立体物を造形する手法のこと。

 

 

(IRuniverse.jp)

 

 

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