JX金属、カセロネス銅鉱山累計生産100万トン達成記念セレモニーを実施
JX金属株式会社(社長:村山誠一)がチリ共和国で運営するカセロネス銅鉱山は、2022年11月に累計生産量100万トン(銅量換算)を達成した。この節目を祝すとともに、多くの関係者を称えるセレモニーが現地時間12月6日に開催された。
同社グループでは2006年にカセロネス銅鉱山の権益を取得して以来、同鉱山の開発を推進しており、2013年にはSX-EW法による電気銅の生産を、2014年5月には銅精鉱の生産を開始している。標高4,000m以上の急峻な地に位置する同鉱山は、これまで多様な課題を乗り越えてきた。また今日に至るまで、近隣のコミュニティと協力的でオープンな関係を維持するとともに、雇用の創出を通じて地域経済の活性化に大きな貢献を果たしてきた。
同社グループは2021年に同鉱山の全権益を取得しており、同鉱山で生産される高品位でクリーンな銅精鉱はJX金属製錬(株)佐賀関製錬所の有力な原料であり、同社グループのサプライチェーンに欠かせない存在となっている。
セレモニーは、アタカマ州政府や在チリ日本大使館などの関係当局、鉱山業界団体の代表者や地域住民の代表者などを招いて実施された。鉱山を運営するSCM Minera Lumina Copper Chileの黒岩源洋CEOからは、これまで鉱山運営を支えた従業員・関係当局・業界団体・学術界・地元コミュニティ・労働組合など関係者への感謝の言葉とともに「この素晴らしいパートナーシップを継続し、地域、国、そして世界の未来に貢献するために前進していきます。この特別なプロジェクトをとても誇りに思っています。」とスピーチがあり、続けて、同社社長の村山からの慰労と感謝の意を込めたメッセージが読み上げられた。これに続き、来賓者を代表し、アタカマ州知事および在チリ日本大使館の小玉参事官からのスピーチがあった。
100万トン達成を記念するプレートを囲んだ同鉱山幹部と来賓者代表による記念撮影(出典;JX金属)
(IR universe rr)
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