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オートモーティブワールド2023 第6回 自動車運転EXPO @岡谷鋼機ブース

 東京ビッグサイトにて、昨日1月25日(水)から、27日(金)17:00まで、オートモーティブワールドが、開催されている。主催はRX Japan株式会社である。

 午前中は、自動運転EXPOに出展した岡谷鋼機のブースから取材した。

 

 展示会では、第15回オートモーティブワールド(クルマの先端技術展)の他に、第37回ネプコンジャパン2023(エレクトロニクス開発・実装展)も同時開催されている。

 

 ネプコンジャパンでは、マウンター・製造装置、検査・測定・試験装置、半導体装置、電子部品・材料、プリント配線板、微細加工技術が展示された。

 

 その他ロボット、カーボンニュートラルなどの下記展示会も同時開催。

 第2回スマート物流EXPO、第1回グリーンファクトリーEXPO(脱炭素・サステナブル工場の実現へ)、第9回ウェアラブルEXPO(ウェアラブル開発・活用展)、第7回ロボテックス(ロボット・開発・活用展)、第7回スマート工場EXPO(IoT/AI/FAによる製造革新展)。

 

 オートモティブワールド2022は、クルマの軽量化展であったが、今回の2023のテーマは先端技術展となる。

 

OKAYA &CO.,LTD 岡谷鋼機(エレクトロニクス本部)のブース》

 

 

<自動運転の可能性をすべての工場へ>というコンセプトで、岡谷鋼機のブースでは、eve Auto(写真左)が展示された。

 現場で走行ルートを自分達で変更することができる。バッテリーはリチウムイオン、搬送重量1.5トン。

 

eve Autoを販売開始した株式会社eve autonomyは、自動運転技術を使った自動搬送ソリューションの実現を目指し、ヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォー(TIER Ⅳ)によって設立された合弁会社である。

 

  岡谷鋼機は、筆者の両親が務めていた商社であり、幼少の頃、岡谷鋼機の独身寮及び社員寮のある笹寮(杉並区)に住んでいたので、親近感があるが、岡谷鋼機といえば、鉄鋼・機械系独立商社というイメージであったので、自動運転EXPOに出展されている背景をお聞きした。

 

 岡谷鋼機は、製造業のDXとして、これまでの“物売り”から脱却し、新しい価値を提供するというコンセプトで自動運転サービス、ソフトウェア及びはハードウェアを提供するメーカーに出資及び支援・販売する。

 

 岡谷鋼機としてエレクトロニクス分野の占める割合いは約1割で、鉄鋼4割、機械3割といったイメージとのこと。岡谷鋼機は名古屋に本社があり、歴史のある商社であり、その関係もあり、名古屋大学との関係が強く、下記のメーカーとの連携が強いことも納得できる。

 

《MAP Ⅳ》

 MAP Ⅳは、名古屋大学のベンチャーである。マップフォーは、3次元地図・環境認識技術を実社会に実装するために、3次元地図作成ソフトウェア「MAP IV Engine」、環境認識ソフトウェア「Atomic Engine」を提供する。

 

 2022年12月22日付けで、取締役CTO(Chief Technology Officer)にアブラハム・カノ氏が就任。略歴は、略歴名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門はADASおよび自動運転システムのためのセンシング、環境認識、センサーキャリブレーション技術。パーセプションエンジン元代表取締役。2022年7月のマップフォーとパーセプションエンジンの統合以降は、VPoEとしてマップフォーの技術開発全体を統括する。

 

 高精度3次元地図作成により、事前に取り込んで地図と、比較することで、自己位置を推定する。

 

 

上の写真はMAP Ⅳにより作成された、会場の三次元地図である。右上の四角が展示会場の『自動運転EXPO』である。

 

 SEAMS(Small, Easy and All-around Mapping System)は、バックバック型、車両搭載型、ハンディー型の3ラインナップにより、車両で進入できない屋内、工場内、森林内といった環境でのマッピングが可能。

 

 

 右の写真は、そのバックパック型である。会場では、電源が入っていないので、実際に背負ったイメージとなるよう、手で支えていただいた。

 

 

 

《TIER Ⅳ》自動運転の民主化を目指す

 

 TIER Ⅳとは、簡潔に言うと、自動運転システムの会社で、名古屋大学准教授の加藤真平氏が立ち上げた会社。

 

 日本を拠点とする株式会社ティアフォーは、オープンソースの自動運転 OS「Autoware(オートウェア)」の開発を主導し、あらゆる組織と個人が「Autoware」を活用して自動運転の発展に貢献できる開放的なエコシステムを構築する。目指すのは「自動運転の民主化」だそうだ。2016年からは、東京大学准教授を務める、

 

《ASIAN(アイサンテクノロジー)》

 

 ASIAN(アイサンテクノロジー)、損保ジャパン、岡谷鋼機及びTIER Ⅳによる出展ブースでは、画像統合監視システムを紹介した。

 

 アイサンテクノロジー(株)(愛知県尾張旭市)は、測量用ソフト開発主体の会社である。1992年1月に設立された。

 

 TIER Ⅳの子会社である、MAP Ⅳの3次元地図と、アイサンテクノロジー独自の測量で培った技術を併用することで、より、精度のよい自動運転を提供する。

 自動運転は、まだまだ、模索中であり、自動運転を取り入れたい地域及び企業に対して、取り入れる場合には、どのような課題があり、許可や届け出が必要となるかのコンサルも実施する。右の写真には、よく見ると損保ジャパンの名前もある。これは、自動運転の場合の保障のあるべき姿を今後検討する必要があるからとのことだった。

 

<画像統合監視システム>

 自動運転車両の安心・安全な運航管理に必要な遠隔監視システムでは、車両で撮影された映像を、モバイル回線(5G、LTEなど)を介して管制センターに伝送して、監視を行う。

 

 その際に課題となる回線速度や圧縮による映像劣化に対し、撮影された映像を画像処理技術により統合することで重複部分データを削除することができ、高画質で遅延の無い伝送が可能となる。この画像結合技術を活用し、監視に適した映像を提供することで、自動運転の安心・亜んっぜんに、遠隔監視を支援する。

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

 

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