蝶理 2023年3月期 第3四半期決算短信公表
2023年3月期第3四半期決算に関する定性的情報
経営成績に関する説明
2023年3月期 第3四半期連結累計期間における世界経済は、ロシアのウクライナ侵攻は出口が見えず、欧米とも政策金利の利上げ幅の縮小は見られるものの、インフレの継続で金利の引き上げが続いており、また、中国ではゼロコロナ政策からの転換により一時的に感染が拡大したことで混乱が見られる等、景気の後退懸念が増大している。日本経済は、ウィズコロナの生活様式が浸透し、足元の個人消費は持ち直し傾向が見られるが、原材料価格高騰等を要因とした各種消費財の値上げは収束しておらず、加えて、金融政策の修正が決定され、為替相場は急速に円高に進 む等、先行きの不透明な事業環境が継続している。
このような状況下、同社グループは、2020年5月29日に発表した中期経営計画「Chori Innovation Plan 2022」 に基づき、激変する社会・経済環境へ即応すべく、リスク管理を始めとした「守り」の施策を一層徹底する一方、 持続的成長のための基本戦略を積極的かつ着実に推進している。
これらの結果、同第3四半期連結累計期間における連結業績は、大幅増収大幅増益となり、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益はともに過去最高益を更新した。売上高は前年同期比24.1%増の2,553億79百万 円、営業利益は前年同期比48.1%増の109億27百万円、経常利益は前年同期比35.0%増の110億10百万円、親会社株 主に帰属する四半期純利益は前年同期比29.0%増の75億48百万円となった。
決算短信詳細は以下。
通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正について
同社は、最近の業績動向を踏まえ、2023 年1月 27 日開催の取締役会において、下記のとおり、2022 年4月 28 日に公表した 2023 年3月期(2022 年4月1日~2023 年3月 31 日)の通期連結業績予想及び配当予想の修正を決議した。
(2)修正した理由
本日公表の2023 年3月期第3四半期累計期間における業績が、繊維事業及び化学品事業の両セグメントで当初予想を上回る水準で好調に推移している。直近の動向及び当第4四半期の見通しを踏まえ、2023 年3月 期通期連結業績予想を上記の通り上方修正した。
(2)理由
同社は、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと位置付けており、機動的な利益還元と経営・財務の安 定性確保の観点から、親会社株主に帰属する同期純利益の水準に応じた業績連動型配当を実施し、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としている。配当額については、事業発展のための投資資金の確保に留意しつつ、経営環境等を総合的に勘案し、親会社株主に帰属する当期純利益を基準 とした連結配当性向 30%(年間)以上としている。
上記1.の「業績予想の修正」並びに上記配当方針に基づき、期末配当予想を1株当たり5円増額し、55 円 に修正。これにより、中間配当金1株当たり 50 円と合わせ、年間配当予想は1株当たり 105 円となる。
(注)上記予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合がある。
決算説明資料
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/06/16 三菱ケミカル 三菱化学高分子材料(南通)有限公司移転決定
- 2025/06/13 レゾナック、日本製鉄他 排出 CO2 の有効活用によるグリシン製造研究開発が、NEDO 採択
- 2025/06/13 東ソー クロロプレンゴムの生産能力を増強
- 2025/06/13 自動車リサイクルサミットⅣ 講演者紹介: Power eee 株式会社 取締役副社長 芋生誠 氏
- 2025/06/12 環境省 地産地消型資源循環加速化事業の2次公募(令6補正事業)発表
- 2025/06/12 環境省 プラスチック等資源循環システム構築実証事業の二次公募開始
- 2025/06/11 自動車リサイクルサミットⅣ 講演者紹介: 日本シーム株式会社 営業本部 営業部長 舩橋 悟
- 2025/06/11 BASFコーティングス トヨタモーター ヨーロッパと「Body&Paint プログラム」開発で戦略的パートナー締結
- 2025/06/10 蝶理、中国・CovationBioと戦略提携契約締結-バイオベース素材の普及へ
- 2025/06/10 精工集団と横河電機 包括的な戦略的協業契約を締結