銅スクラップ市況② じり高の展開――先行き荷余り感も
2023/03/06 17:56
銅スクラップ市況は2月中旬以降、再びじり高の展開を見せている。1号ピカ線で現在1キロ1170円ラインでの推移となっており、直近の底値だった2月6日の同1125円に比べ45円程度高い。ただ、発生量の少なさがそれを支えている形で、需要に力強さはない。ゼロコロナ政策の解除で期待された春節明け後の中国需要も迫力を欠いており、今後荷余り感も出て下げに転じると見る向きが多い。
関連記事
- 2025/05/02 銅板輸出Report #67 トランプ関税発動前の駆け込みか 米国向け輸出増加
- 2025/05/02 銅条輸出Report#55 2025年に入って輸出急回復 本物かどうか
- 2025/05/02 銅鉱石輸入Report#36 2025年年初ペルーとパプアニューギニアからの輸入量増加
- 2025/05/02 精製銅輸出Report #69 2025年3月輸出量7万トン超え インド向け一転増加
- 2025/05/02 2025年4月LME銅相場&国内銅建値の推移 序盤の相互関税と報復による急落を取り戻せず、4カ月ぶり大幅反落
- 2025/05/01 米中貿易摩擦緩和期待でLME鉛相場堅調、スタート鉛建値は9円引き上げ342円に
- 2025/04/30 第5回CEシンポジウム in NAGOYA講演詳報1 ――中部経産局、栗田、ケミカルリサイクル
- 2025/04/30 ICSGが最新予測を発表 2025~2026年、銅市場は引き続き供給過剰の見通し
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の電気銅輸出入推移一覧表
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の銅スクラップ輸出入推移一覧表