日本の風力発電設備の安全性、ドン・キホーテは出てこないのか?
青森県六ケ所村へ行かれた方はおられるだろうか?広大な平坦地が続く日本でも有数の広大な平野である。そこには現在ウラン廃棄物の核燃料リサイクル工場が未だ成果も上がらないままの研究開発が継続されている。六ケ所村の名物はやはり強風である。核燃料リサイクルの成功は遥か彼方にあるが、風力発電は夢があると考えていたが、今年3月20日その巨大風車も倒壊した。
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230407002/20230407002.html
非常に残念な事故が起きた。日本は台風王国である。これまで沖縄の宮古島、七又などでも2013年に5基の風力発電設備が倒壊や落下した。台風14号の惨事であった。同様の惨事が淡路島で台風20号により引き起こされた。5基が使用不能となった。
日本では3年前には風力発電からほぼ全ての企業が撤退した。しかし温暖化対策の主要解決策が世界的に太陽光と風力発電と言われる時代を迎えた時点で日本は風力発電の業界がほぼ全て消えてしまった。
しかし此処日本で起きている事故は実に不思議な事故である。
台風で起きた事故では大半が支柱のタワーが倒壊するか、風車が落下している事故なのである。風車の最大の部品である羽根が折れた事故ではないのだ。
部品落下事故と支柱倒壊事故である。台風は平均的な風力と最大瞬間風力があるのだが、平均的な風力は60m/secでも最大瞬間風力は100m/secにも達する強風が流れてくる。
もし仮に最大瞬間風力以上の設備が建設されていたら台風にたちむかえるのではないだろうか?どうして平均的な風力で設計されたのだろうか。皮肉にも風車や発電装置の異常が起こった事故ではなく、支持塔の崩壊が原因なのだ。建設者は国内の鉄鋼加工メーカーが製作した事が判った。
日本のモノづくりに懸念がある。
(IRUNIVERSE/MIRUcom Katagiri)
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