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パナソニックエナジー、EV向け電池工場を大幅増設へ 幹部がメディア取材で明かす

 パナソニックの電池子会社であるパナソニックエナジーが車載電池の生産能力拡大を加速する。2030年までに4工場程度を増設し、「2030年までに2022年度比4倍の200ギガワット時(GWh)を生産」の目標達成を目指す。同社の渡辺庄一郎副社長が7月5日までに、大手メディアによるインタビューで明かした。

 

 ロイター通信が7月3日に報じたところによると、渡辺副社長は6月30日のロイターによるインタビューに対し、同社の海外主戦場である北米で主要な車載電池メーカーとして競争するには200GWhの生産能力が「最低必要」と語った。朝日新聞が7月6日に報じたインタビュー内容によると、電池は1つの工場で数千億円単位の投資が必要でリスクもあるのではという記者の質問に対し、渡辺氏は「イエスでもありノーでもある」と答えた。渡辺氏はロイターには、工場は「基本的に電池メーカーが全て投資していくスタイルではなくなってきている」と話し、供給先の自動車メーカーと共同で投資や運営をしていく可能性に含みを持たせたという。

 

 パナソニックエナジーは主に米電気自動車(EV)大手のテスラにバッテリーを供給し、マツダとも供給協議を進めている。米国ではカンザス州に2025年3月末の量産開始を目指して工場を建設する計画だ。

 

 渡邊氏は朝日新聞によるインタビューで「世界のEV市場は中国、欧州、米国という三つの地域に大きく分類でき、我々は北米に集中する戦略をとっている。いたずらに世界シェアを追わず、マーケットを絞っているということだ。世界シェアでみれば当社は4位だが、北米では8割ほどのシェアがありダントツだ」と話し、「当社の円筒形リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いのが特徴で、長い距離を走るEVに向いている。製造には取り扱いが難しい材料を使いこなす技術が必要で、他社との差別化はできている。我々の製品のコンセプトを理解していただけるプレーヤーとしっかり組んでいく方針だ」とも述べたという。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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