ソーラーパネル、LIBのリユース、リサイクル技術開発事業進む
時あかも幕張メッセでスマートエネルギーWeekが開催され(9/13〜9/15)、PPA制度を利用した新たな太陽光発電&蓄電池の需要が増加する気配がある。と同時に使い終わったあとの廃棄問題も追いかけてきているが、各地で使用済み製品のリユース、リサイクル事業が進展している。
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環境省は、令和5年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業(実証委託)の公募結果を公表した(公募期間:令和5年4月7日〜5月8日)。
太陽光パネルや車載用バッテリー等の再エネ関連製品や、センサー、電子基板類、バッテリー等の大量廃棄が見込まれている。また、ガラス等のベース素材では、忌避物質の混入や品質確保の観点から天然資源の素材代替が進んでおらず、省CO2型の国内リサイクル体制の整備が必要となっている。
こうした製品・部品には、非鉄金属・レアメタルが含有されており、適切なリユースとリサイクルにより、天然資源節約や資源の海外依存度低下等の環境負荷低減が期待される。同事業は、省CO2型のリサイクル技術向上と、デジタルを用いたトレーサビリティ確保によるリサイクル原料の品質向上を図り、未利用資源の活用体制構築を促進する実証を行うもの。
今回、6件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、2件を採択した。採択されたのは「太陽光パネルの長期使用・資源循環の促進及び有害物質管理を目的としたデジタル・プロダクト・パスポートの運用効果の検証実証事業(東北電力(株))」と「膜技術による廃リチウム蓄電池からの省CO2型リチウム回収技術実証事業(東レ(株))」
(IRUNIVERSE)
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