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印度Tata MD鉄鋼生産20-30年以内鉄鉱山からリサイクルへ依存

 中国に次ぎ世界第2位の鉄鋼生産国の最大財閥印度タタグループManaging Director T.V. Narandran氏は、AIMAの50周年記念講演会で、20~30年以内に印度の鉄鋼生産は鉄リサイクルが鉄鉱山の生産量を上回ると語った。

 

写真:タタグループManaging Director T.V. Narandran氏

 

 

講演要旨

  • 鉄鋼は他の金属の40倍使用されている
  • 鉄鋼はその価格の値ごろ感から、今後も活発な商品であり続ける
  • 従来の鉄鋼生産は過度の石炭依存であり、代替する努力を要する

 

 鉄鋼が今後も需要な商品で有り続ける背景として、鉄鋼は最も安価なケースで1kg Rs55と言う値ごろ感で、トマトより安かったとした。

 

 インドの鉄リサイクルは、現時点では未だ大量鉄リサイクル設備が国内に整備の途上である。特に懸念されるのは輸送などのインフラ整備への投資が不足している。しかし、タタグループなど主要鉄鋼製生産者がリサイクル分野投資を開始する可能性が今回示された。

 

 もう一つの鉄リサイクルへの傾斜の背景には、印度のインフラ整備が前進していくと国内の鉄資源蓄積量の拡大の流れの中で電気炉などによる鉄リサイクルの方向性を示したとみられる。

 

 世界的な鉄鋼生産国であり、かつ鉄鉱山を多く有する印度の最大手鉄鋼生産会社が鉄リサイクルにも言及せざるを得ない事は、カーボンニュートラルが現実になっている。

 

 

(IRuniverse/Katagiri)

 

 

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