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銅供給、24年は一転急減か パナマ鉱山閉鎖で予想見直し相次ぐ 外電報道

 2024年の銅の供給を巡り、金融各社の予想見直しが相次いでいる模様だ。11月末にコブレ・パナマ鉱山の閉鎖が突然決まり、供給が大きく減る見通しとなった。供給余剰が予想されていた銅の流通量は、一転ひっ迫モードに変わる可能性が浮上している。

 

コブレ・パナマ銅山 閉鎖へ――大統領が閉鎖命令 違憲判決受け | MIRU (iru-miru.com)

 

 パナマの鉱山は中央アメリカ最大の大型鉱山だ。しかし環境面などの理由から住民の反対運動が発生し、閉鎖が決まった。これにより、世界の銅採掘大手の生産計画には狂いが生じている。英資源・金属大手のアングロアメリカンは12月8日、2024年の銅生産量を前年比4%減らすとの目標を発表した。

 

 米ブルームバーグ通信は12月12日、カナダのBMOキャピタル・マーケッツが2024年の精錬銅の供給について、当初は大幅な余剰を予測していたが、現在は小幅に不足すると見直していると伝えた。また、米ゴールドマン・サックス・グループ(Goldman Sachs Group Inc.)はすでに2024年の精錬金属の不足を予測していたが、現在、その不足は50万トン超に膨れ上がると見ているという。米ジェフリーズも2024年の大幅な製錬道の不足を予想していると報じた。

 現時点では、現時点では、不動産不況の長期化に伴う中国経済の低迷により、銅は需要が伸びていない。

 銅の在庫は充足している。miruのデータによると、LME銅の在庫量は18万トンで2021年9月以来の高水準にある。ただ、ブルームバーグの報道では直近3週間は減少傾向といい、2024年は在庫を食いつぶしていく展開も考えられる。

 

LME銅の在庫

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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