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リチウム鉱山会社の代表企業 政府とのパートナーシップに注目

 Tianqi Lithium Corp. (SHE: 002466)、LG Energy Solution (KRX: 373220)、Eramet SA (EPA: ERA)を含む世界トップクラスのリチウム鉱山会社は、過去2ヶ月間にチリ政府代表と会談し、同国の膨大な電池用金属資源を開発するためのパートナーシップの可能性を探っている。 
チリの透明性プラットフォームで公開されたデータによると、3社とテスラ(Tesla)の代表者は、4月に発表された新しい官民リチウム開発モデルについて話し合うため、当局と会合を持った。
 
 ガブリエル・ボリッチ(Gabriel Boric)大統領の野心的な計画では、銅が豊富なこの国でリチウムの探査や採掘を希望する企業は、国が支配的株式を保有し、政府とパートナーシップを結ばなければならない。
この戦略は、環境に優しい先駆的な技術を使用し、地元先住民族の意見を取り入れながら、リチウムの採掘を拡大することを目的としている。
 
 すでにSQMの大株主である中国のTianqi社の幹部は、12月の会議で投資の意向について話し合った。
LGエナジー社も同様で、フランスのエラメットは11月、アタカマ地方に所有する12万ヘクタールのリチウム鉱区での提携を検討するよう当局に打診していた。 
地元紙エル・メルクーリオによると、テスラの地域事業開発マネージャー、エウヘニオ・グランディオも政府高官と会談し、電気モビリティの戦略について話したという。
 
 テスラ幹部は、ボリッチ氏が同国の新たなリチウム戦略を発表するわずか数週間前の2023年初めに、外務大臣と鉱業大臣と会談していた。
アルベマール社(NYSE: ALB)とSQM社(NYSE: SQM)の2大リチウム生産会社は、世界第2位の電池用金属生産国である同国ですでに事業を展開している。
2023年末の前日、チリのリチウム鉱山会社SQMは、2025年から2060年までアタカマ塩田でリチウム金属を開発・生産する契約を銅大手のコデルコと結んだ。
 
 アルベマールのチリとの現在の契約は2043年に切れるが、ケント・マスターズ最高経営責任者(CEO)は、期限前の交渉にも前向きだと述べている。

 

(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

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