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サウジ、鉱業振興に大規模注力 鉱物探査に1億8200万ドル、4カ国と協業 FMF開催

 サウジアラビア政府は1月11日、鉱業への大規模な振興方針を示した。鉱業探査に1億8200万ドルを投じ、外国人技師の招聘なども進める。また、ロシア、エジプト、コンゴ民主共和国(DRコンゴ)、モロッコの近隣4カ国とも鉱業関連での協業について覚書を交わした。

 

■第3回鉱物資源未来フォーラム、リヤドで開催

 

 

 1月9-11日にサウジの首都リヤドで開催の国際フォーラム「鉱物資源未来フォーラム(FMF)」で、サウジの鉱業相ら高官が講演などで明かした。

 まず、探査への大規模投資を巡っては、同国のリン酸塩、金、レアアースなどの未開発鉱物資源の推定値を、2016年の予測1兆3000億ドルから2兆5000億ドルに上方修正した。大きく増えた埋蔵量に対応するため、2024年には30以上の鉱業探査ライセンスを国際投資家に授与する。フォーラムでは、既に国内中部の遺跡跡など3か所での鉱物探査に関し、事業体などにライセンスが授与されたとの発表があった。

 また、今後の探査事業拡大に向け、付帯家族条件を緩和するなど外国人技師の招聘も進める。大口投資家に住居所有を認めるなど、工業部門に対する海外からの投資も誘致する方針だ。

 

■ロシアと「地質学」で協業へ

 一方、海外との協業に関しては、今回覚書を交わした4カ国のうち、エジプト、モロッコ、コンゴの3カ国とは「工業資源分野」で、ロシアとは「地質学分野」で協力する。サウジの高官は、フォーラム開催中に750億リヤル(約2兆9000億円)相当のプロジェクトが海外事業者との間で調印されるとの見通しも吐露した。

 

 

■原油依存からの脱却目指す

 サウジは原油依存の経済システムから脱却するため、電気自動車(EV)向けバッテリー材料としての需要が見込める鉱業への注力を進めている。FMFは2022年から毎年1月に開催されており、今回で3回目。

 日本とも、岸田文雄首相が2023年の中東歴訪の際にサウジを訪れ、重要鉱物の探査などを巡りサウジのムハンマド皇太子と合意している。

 

関連記事: 日本とサウジ、重要資源の探査でも協力へ 外務省発表 | MIRU (iru-miru.com)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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