（為替概況）米長期金利低下で後半円高進行

―東京外為

2日、東京外国為替市場で、円相場が上げ幅をやや広げている。前日までに米長期金利が大きく低下したことで日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが続いていた。

 

１月２９日（月）

東京ＴＴＳ

1ドル＝149.25円（0.55円安）     

１月３０日（火）

東京ＴＴＳ

1ドル＝148.38円（0.87円高）     

１月３１日（水）

東京ＴＴＳ

1ドル＝148.55円（0.17円安）     

２月１日（木）

東京ＴＴＳ

1ドル＝147.85円（0.70円高）     

２月２日（金）

東京ＴＴＳ

1ドル＝147.49円（0.36円高）     

前週末

東京ＴＴＳ

1ドル＝148.86円（0.31円高）

に対し１円37銭円高ドル安で終了

 

 

（カッパー）中国景気不安と米早期金利引き下げ観測後退で後半軟調に

週初ユーロ高やNY株高、買戻しなどで上昇、現地３０日３Mもので8,615.0ドルを付けるも、その後中国景気不安を受けた上海株安や強気な米雇用統計を受けたドル高で続落。春節を控えた需要見極めの動きも。２月２日、３Mは３日続落、前日比52.5ドル安の、8,482.0ドルが終値。現物終値は、前日比51.16ドル安の8,374.34ドル。３M前週末終値8,568.5ドルに対して86.5ドル(1.0%)反落。

 

LMEカッパー相場推移（セツル、USD/T）１カ月

 

 国内建値２９日1,280円→1,300円に20円引き上げ改定。前週のLME上昇水準を反映

 

LMEカッパーVS国内建値推移　1カ月

 

 

（アルミ）　銅に連れ中国景気不安と米早期金利引き下げ観測後退で後半軟調に　

前半は小幅な値動きで運ばれたが、後半は銅などに連れて、中国景気不安と米早期金利引き下げ観測の後退を受けて続落。

２日、３Mもの前日比13.5ドル安の2,233.5ドルが終値。現物終値は、前日比11.56ドル安の2,196.44ドル。前週末３M終値2,274.5ドルにたいし、41.0ドル（1.8%）反落で終了。

 

LMEアルミVSカッパー（現物セツル ＵＳＤ／Ｔ）１カ月

 

 

―NSPは２９日いったん394円→398円と引き上げ改定したが、高値を離れてもみ合いの後LME続落を受けて392円まで低下。

 

LMEアルミ（現物セツル ＵＳＤ／Ｔ）VS　NSP（JPY/Kg）推移 １カ月

 

 

（ニッケル）前週の高値警戒から売り優勢となり、後半他メタル軟調につれて一段安

２９日、５日ぶり大幅反落、前週末比346ドル(2.1%)安の16,439ドルが終値、300ドル超えの下げとなった。その後小幅に続伸するも、後半はやはり他メタル軟調につれて売り優勢に運ばれた。２日３Mは前日比5ドル高の16,235ドルが終値。現物終値は、前日比0.50ドル高の15,984.50ドル。３M前週末終値16,372ドルにたいして137ドル(0.8%)の反落となった。

 

LMEニッケルVSカッパー（現物セツル、USD/T）1カ月

 

 

（鉛・亜鉛・錫）　前週の大幅上昇から反転、軒並み下落

―鉛３Mは前週末2,164.0ドルに対し２日19.0ドル安、2,145.0ドルと反落。

国内建値は１日384円→387円の3円引き上げ改定。

 

LME鉛VSカッパー価格推移（現物セツル,USD/T）　1カ月

 

 

LME鉛（USD/T）VS国内建値（JPY/Kg）推移　１カ月

 

 

―亜鉛３Mは４日続落、前週末2,577.5ドルに対し2,451.0ドル126.5ドル（4.9%）の大幅反落で前週の上げ幅を上回る下落で引け。

　国内建値はLME続落を受け、３１日454円→433円と21円の一気引き下げ。

 

LME亜鉛VSカッパー価格推移（現物セツル、USD/T）1カ月

 

LME亜鉛（現物セツル、USD/T）VS国内建値（JPY/KG）推移1カ月

 

 

―錫は前週の５日続伸から一転続落。３M前週末終値26,664ドルに対し、25,550ドル,1114ドル(5.4%)大幅反落で終了。

 

LME錫VSカッパー推移（現物セツル、USD/T）1カ月

 

（Topics）

  ２月１日

  中国経済不安で頭重いLME銅相場、スタート建値据置1,300円に。 Zn down、Pb up | MIRU (iru-miru.com)

  １月３１日

ペルーの抗議デモがマチュピチュ銅山へのアクセスを妨害、観光客が立ち往生－ロイター

スウェーデン金属メーカボリデンがアイルランド・タラ亜鉛鉱山の減産と雇用削減を計画、関係筋が発表　－　ロイター

   LME、香港に倉庫ハブを計画か　対中取引に利便も政治リスクや家賃が課題、外電報道 | MIRU (iru-miru.com)

１月２９日

LME銅相場続伸で、国内銅建値20円引き上げ1,300円に | MIRU (iru-miru.com)

錫価格が上昇基調　半導体需要の回復期待で、ミャンマー一部再開、アルファミン増産 | MIRU (iru-miru.com)

 

（マクロ経済・重要イベント）

 米国

 １月３１日　・１月のADP米雇用者数　結果　10.7万人予想　14.7万人（前月比)　　　

                   ・１月の中国製造業PMI（購買担当者景気指数）結果　49.2　予想　49.2

２月　１日　 ・米国週間新規失業保険申請件数　結果　22.4万件予想　20.9万件

　　　　　 　・１月の米ISM製造業景気指数　　結果　49.1　予想　47.0　

２月　２日　 ・１月の米雇用統計 　結果　35.3万人　予想　18.0万人

　　　　　     　消費者信頼感指数 2024年1月確報値（ミシガン大）

 

米国

２月６日　　非製造業景況指数 2024年1月（ISM）

２月８日　　新規失業保険申請件数（労働省）

ユーロ

２月５日　　サービス業購買担当者景況指数 2024年1月確報（Markit）          

 　　　　　 購買担当者総合景況指数 2024年1月確報（Markit）                

 　　　　　 生産者物価指数 2023年12月（EUROSTAT）

２月６日　　小売売上高 2023年12月（EUROSTAT）

 

中国

２月８日　　消費者物価指数 2024年1月（国家統計局）                        

 　　　　　 生産者物価指数 2024年1月（国家統計局）

2月１０日－１７日  春節連休                       

 　　　　　

 

(IRuniverse/MIRU S. Aoyama)

 

 

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