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積水化学、タイに塩素化塩ビ樹脂コンパウンド第2工場を新設

 CPVCコンパウンド(イメージ)とCPVC用途例(給湯管・スプリンクラーなど)

 

 

 積水化学工業は11日、タイの連結子会社であるSEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD(SSCT)のタイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内にある工場敷地内に塩素化塩ビ樹脂(CPVC)をコンパウンド化する第2工場を新設すると発表した。2025年度下期に稼働予定。

 

 CPVCは塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂。主に耐熱性が必要とされる、給湯管用、スプリンクラー用などの配管材の原料に活用されている。

 

 積水化学では、SSCTにおいてCPVCをコンパウンド化し、「Durastream(デュラストリーム)」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売をしてきた。インドをはじめとする各国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まってきており、今後も堅調な伸びが期待できることから、SSCTに第2工場を新設し、CPVCコンパウンドの生産能力を1.6倍強に増強する計画だ。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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