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住友化学、アマゾンアルミの全株式をYKKAPに売却――「YKKAPのグリーアルミ取扱数量は2倍に」

 住友化学は19日、同社が保有する日本アマゾンアルミニウム(持分比率2.97%)の全株式をYKKAPに売却すると発表した。すでにYKKAPは、日本アマゾンアルミニウムの株式を2.02%保有しており、その割合は6.31%になる。住友化学は5月に、海外アルミニウム製錬企業2社の株式売却を発表しており、今回の売却で、輸入アルミニウム地金のリセール事業から撤退することとなる。愛媛工場(愛媛県新居浜市)で製造する超高純度アルミニウム事業については、引き続き、半導体や表示材料をはじめとするICT&モビリティ分野での事業拡大を図っていくという。

 

関連記事:住友化学 保有海外アルミニウム製錬企業2社の株式売却を決定

     住友化学 超高純度アルミ事業は継続――海外製錬所の保有株売却でも変更なし 

 

 売却については「リセール事業が国際アルミニウム市況の影響を強く受け、損益面でのボラティリティが大きいことなどを踏まえて判断したもの」としている。

 

 住友化学は、2024年度の業績V字回復と、今後の抜本的構造改革に向け財務体質の強化を狙いとした「短期集中業績改善策」を進めており、今回の決定は、そうした事業ポートフォリオ見直しの一環だという。

 

 一方、YKKAPは今回の株式取得により、ブラジルのアルミ二ウム製錬事業会社(日本アマゾンアルミニウム出資比率:49%)アルブラスのアルミ地金の取引数量が約2倍に増加する見込みだ。

 

 アルブラス社は、アマゾン地域の再生可能エネルギーを活用したアルミ製錬を行っており、製造時のCO2排出量を抑えた「グリーンアルミ原材料」を製造している。

 

 YKKAPでは、建築用のサッシ、カーテンウォール、エクステリア、および産業製品などの商品で使用するアルミニウムを、日本国内で年間合計約14万トン使用しており、「今回の増資を通じて、アルブラス社からのグリーンアルミ原材料の購入数量を増加させ、安定供給体制を強化することで、自社のサプライチェーンにおけるグリーンアルミの比率を高め、環境負荷の低減に貢献していく」としている。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

 

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